KINGの彼は番外編《K.Kawamura》 (ページ6)

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まこっちゃんの友達② ページ6

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なんて思ってたのに、こいつめっちゃ俺に懐いてくんだもん。

『昂秀〜、ひま〜！』

『昂秀、昂秀、バイク格好良いね！』

『昂秀、あのね、壱馬さんがね？』

まこっちゃんが倉庫に居ても俺がバイクいじってたら気づけば隣に大人しく座ってたり、ゲーム一緒にしよって誘ってくれたり。

「まこっちゃん、あいつどうにかしてよ。」

慎「ん？A？昂秀に甘えてんじゃない？この前、1番話しやすいって言ってたし。良いじゃん、嫌われてるより。」

「このままじゃやばいんだって、」

慎「なにが？」

あいつの事これ以上好きになりたくねぇんだよ。

「……なんでもねぇ、」

慎「なにそれ(笑)」

その時気づいたもう俺完璧に落ちてるじゃんって。
俺は俺のこと好きって言ってくれる女が好きなのに。
なんだよこれ、無理ゲーじゃん最初から。

『あ、昂秀いた！』

「なに？また暇なの？」

『ううん、昂秀いないかな〜って探してた。』

「…そ、」

俺のことを信用しきって
甘えてくるこいつが可愛くないわけなくて。

もうまこっちゃんとか壱馬さんとかどうでもいいじゃん、
なんて思うほど気持ちが大きくなっていた。

『昂秀聞いてる？』

「聞いてるよ(笑)」

『早く行こ？』

俺の腕を引っ張るこいつがいつか俺の腕の中にいれば良いのに。
そう願わずにはいられなかった

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