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『ぇ、』
昂秀「……なんなのお前、」
『だって…、昂秀の大事なものだから…、』
昂秀「すぐ俺に言えば良いじゃん。」
『身体が勝手に動いてたんだもん…、』
そう言うとさらにぎゅっと抱きしめられ、
昂秀の声が震えてることに気づいた。
昂秀「こんなん、諦める方が無理だって…、」
『……泣いてるの、?』
昂秀「…泣いてねぇわ、ばか。」
『……そっか、』
昂秀「心配かけんな、ばか。」
『ごめんね?、』
昂秀「バイクよりお前の方が大事なんだよ、ばか。」
『バカって言い過ぎじゃない?(笑)』
昂秀「ばかやろう。」
なにそれ もうただの悪口じゃん。
どうしたら良いの、と思って
たっくんと慎くんを見ると好きにさせてやりなって顔をされた。
昂秀「……だ、」
『ん、?』
昂秀「好きだ、A…、」
私の耳元で囁くようにいったその言葉は、
多分私にしか届いてない。
『昂秀…、』
昂秀「ごめん…、分かってる。分かってるから…、今だけ…。」
答えはいらない、って言われて私が壱馬くんを好きって
知っている昂秀の気持ちを考えたら胸が苦しくなった。
ごめんね、昂秀 ありがとう…。
手持ち無沙汰だった私の腕を昂秀の背中に回した。
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makana(プロフ) - eitherlavさん» いつになるかわからないですけど小話程度でも書けたらな…と思います🙆♀️◎ (2022年11月19日 7時) (レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
makana(プロフ) - なぎささん» 素敵な作品…🥺❤️とっても嬉しいです!こちらこと最後までお付き合いくださりありがとうございました🙏 (2022年11月19日 7時) (レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
makana(プロフ) - tantanさん» 最後までお付き合いくださりありがとうございました🫶 (2022年11月19日 7時) (レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
eitherlav(プロフ) - 毎日楽しみにしてました✨もっと続きみたいです (2022年11月19日 4時) (レス) id: 52c4f27139 (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ(プロフ) - この作品好きで読ませていただいてました素敵な作品をありがとうございました🥰 (2022年11月19日 0時) (レス) @page48 id: 090abd2e63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:makana | 作成日時:2022年11月11日 2時