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あれから数日経ったけど、壱馬くんは私が決心するのを待っているのか何も言わないし急かしてもこない。でもウルフには泊まって一緒に眠る。
私はその優しさに甘んじて、ゆっくりと心の準備をしようと思っていた。
「今日、夜 飯食いに出る?」
『え、行きたい。お寿司食べたい。』
「おっ、寿司えぇな。なら他のメンバーも誘うか。」
行くことになったのは陸さんとたっくんと昂秀。
北人さんは 生魚きら〜い なんて断られた。
慎くんはあの感じ多分女の子と遊ぶんだと思う。
彼女かな?って昂秀に聞いたら違うって言われたけど。
壱馬くんと陸さんに挟まれて、後ろには昂秀とたっくんがいて用心棒たちに囲まれて歩いてる気分だった。
歩くたびに聞こえる、歓声と悲鳴。
どこに行ってもRAMPAGEは有名で、誰しもの憧れなんだろう。
私に対する心無い言葉も最近は減っていたのに、今日はやけに耳に届いた。
"壱馬さーん、最近遊んでくれないですけどなんでですかー?"
"そろそろクラブ遊びに来てくださいよ〜、私待ってるんですよ〜?"
壱馬くんにも聞こえてるはずなのに、無視をして足を止めることはなかった。
"壱馬さん、また私としてくださいね〜"
近くにいた女の子から発せられたその言葉にサァっと血の気が引いた。
声がした方を振り返るつもりなんてなかったのに後ろからただならぬ気配を感じて見てみると昂秀が女の子の胸ぐらを掴んでいるのが目に入った。
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makana(プロフ) - eitherlavさん» いつになるかわからないですけど小話程度でも書けたらな…と思います🙆♀️◎ (2022年11月19日 7時) (レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
makana(プロフ) - なぎささん» 素敵な作品…🥺❤️とっても嬉しいです!こちらこと最後までお付き合いくださりありがとうございました🙏 (2022年11月19日 7時) (レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
makana(プロフ) - tantanさん» 最後までお付き合いくださりありがとうございました🫶 (2022年11月19日 7時) (レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
eitherlav(プロフ) - 毎日楽しみにしてました✨もっと続きみたいです (2022年11月19日 4時) (レス) id: 52c4f27139 (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ(プロフ) - この作品好きで読ませていただいてました素敵な作品をありがとうございました🥰 (2022年11月19日 0時) (レス) @page48 id: 090abd2e63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:makana | 作成日時:2022年11月11日 2時