おとなりさん３《K.Takechi》

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私の隣に入ってきた海青くんにこっちおいで、とお腹に手を回され引き寄せられる。



必然と海青くんの足の上にバックハグ状態で座る形になって恥ずかしくなって両手で顔を隠した。





海青「顔よりこっち隠した方がえぇんちゃう？」





後ろから手をとって私の胸元の方に持っていく海青くん。
え、と見てみると当たり前に胸が丸見えになっていて自分の身体を抱きしめるように隠した。





『っっ、み、見たっ？、』



海青「チラッと。」



『………もぉ お嫁に行けない…、』



海青「いや、俺がもらうし(笑)」





笑いながら言う海青くんの方を振り向いて正面からぎゅっと抱きついた。





海青「え、なん？(笑)」



『……これなら見えないかな、って…、』



海青「見えんけど……まぁ、えぇわ。」



『ねぇ、なんでいきなりこんなことしたの？』



海青「ん？ 1ヶ月頑張った俺へのご褒美。」



『ご褒美…、一緒にお風呂入るのが？』



海青「そう。手 痛くないんやったらそろそろえぇかなって。風呂入るのカップルの普通って言ったやん。」



『…そっかこれからはこれが普通になるのか……、恥ずかしいのは普通？恥ずかしくなくなる？』



海青「ぉん、これが普通やからな。Aちゃんは恥ずかしいままでえぇよ。」



『…今日する、の？』



海青「なにを？」



『え、っち、』



海青「大切にするって言ったやん。今日はただのご褒美やからせんよ。」




こうしとるだけで充分、と
私を抱きしめ返してくれた海青くん。



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