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帰ってすぐアキラくんに電話しようとしたら、インターホンが鳴った。
『え、こんな時間に?、』
誰かと思って見てみると画面に映っていたのは佐々木さんで一瞬呼吸の仕方が分からなくなる。
『…ぁ……、ぇ、?』
海青「は?何しに来てん。」
『で、出た方が いいの、かな?、』
海青「……出んでえぇって。」
画面に写る佐々木さんがスマホを取り出して耳に当てる。その瞬間私のスマホが鳴りはじめた。
『………仕事のこと、かもしれないし…、』
そう自分に言い聞かせながら電話に出る。
海青くんは心配そうに私を見ていた。
『も、しもし。……、え?忘れ物?……いや、明日でも…。あー…はい、分かりました、………はぃ、今開けます。』
そう言ってエントランスを開けた私に海青くんが信じられないという顔で見てきた。
海青「いや、なんで開けたん。」
『だって、忘れ物って…、』
海青「明日でえぇやん。」
『………何かあったら 守ってね?、』
海青「いや、そりゃ守るけど…、自己防衛もちゃんとせんと、」
『ごめんなさい…、』
海青「いや…、怒っとるわけやないから、。なんかあったら叫ぶか逃げるかするんやで?すぐ助けられるようにしとくから。」
うん、と頷くのとほぼ同時にインターホンが鳴った。
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makana(プロフ) - sakuさん» 海青くんのまじで少ないですよね!!もう自分で書いちゃえってなって書きはじめちゃいましたもん(笑)更新頑張るので楽しみにしていてください🙏✨ (2022年10月6日 17時) (レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - はじめまして。海青くんの小説あまり出会わなかったのですが、面白くて時折ニヤニヤとしながら読んでいました😄続きを楽しみにしてます! (2022年10月6日 10時) (レス) @page17 id: 1a1d53f4b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:makana | 作成日時:2022年10月5日 22時