おとなりさん《K.Takechi》

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『好きなタイプ……、は 本当に定まってなくて。顔のタイプとかも結構バラバラなんですよ。ほんと面白味もなくすみません(笑) なのでお詫びに最近きゅんとした話でも良いですか？』



海青「あ、全然大丈夫です。」



『少し前に仕事で帰宅時間が遅くて、それこそ日付変わるくらいに家着いて。エレベーター待ってたら同じマンションの方と居合わせたんです。』



海青「……はぃ、」



『最初から私って気づいてたのかすごい気配り出来る方で。その方も遅くに帰宅して早く帰りたいだろうにエレベーター相乗りしても良いか気を遣ってくださったり、たまたま同じ階だったんですけど私が部屋に辿り着く前に早々と玄関閉められて部屋バレにまで配慮して下さって。』



陣「えぇ、めっちゃ良い人やないですか。」



『そうなんです、その方が男性だったら頭の中でLove so sweetが流れてるところでした。』



陣「いや、女性だったんかい！(笑)」







なんて一応オチを作ってスタジオが笑いに包まれたけど、自分のことを言われたと確信してる武知さんだけは上手く笑えていなかった。







海青「あ…、ありがとうございました。」



『いえいえ、こちらこそありがとうございました。』



陣「いや、何のお礼なんですか(笑)」



『んふふ(笑) …あっ、好きなタイプあった、』



海青「え、知りたいです！」



『私より強い人。』



陸「いや、あのスパーリングの後に言われても(笑) そうそう居ないです(笑)」





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