#38 ページ38
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廉くんにそのまま引っ張られ連れてこられたのは屋上
ホームルームに出る気分にもならなくて
私は廉くんと屋上でサボりというものを体験中
今日は天気が良くて気温も高めだから
屋上でサボるにはもってこいな日
これから紫耀くんとどう接すればいいんだろう
好きって伝えてもいいのかな
栞菜さんも紫耀くんのことを好きなのかな
柵にもたれながら空を見ていろいろ考えてた
廉 ｢あんまもたれると落ちんで？｣
ここ気持ちいいな〜、なんて伸びをしながら
そんな怖いこと言う？
チキンな私は柵から離れてベンチに移動した
その後ろを彼も着いてくる
廉 ｢俺のこと頼ってな、ゆーたんに
なーんも話してくれんやん｣
廉くんはいろいろ鋭い
私が悩んでることくらい、お見通しだ
廉 ｢紫耀のこと好きなんやろ？｣
『え』
彼はすごくどストレートに質問してきた
あまりに直球だったから
私の表情は固まる
廉 ｢バレてないとでも思ってたん？バレバレやで｣
隠すん下手なんは優太と一緒やな、
そう笑う彼にはどこか寂しさを感じる
それは私の気のせいなのかな。
相談するかどうかはすごい迷ったけど
親身になってくれる廉くんに心を開いた
『栞菜さんってわかる？紫耀くんの幼なじみの』
廉 ｢あーー……｣
そのひとことで廉くんはすっきりしたような
納得の表情を見せた
廉 ｢あの子が原因で悩んでたんか｣
なんにも言わなくても
理解できてしまう彼がすごい
まるで私の事をずっと見ていたみたい
廉 ｢それは直接紫耀に聞いてみたらいいんちゃう？｣
廉 ｢なんなら思い切って想い、伝えてしまえばええやん｣
そんな簡単に言われても
心の準備も出来ないし
かといって勇気もないし
私が難しい顔をしていると、
廉 ｢俺な、Aちゃんのこと好きねん｣
急なセリフが飛び込んできた
時間が止まったようだった
言葉の理解をするのに時間がかかった
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ななみ(プロフ) - 読みやすくて、お話しの内容も素敵で、一気に読みました。平野の双子ちゃんも読ませていただいてます。これからも、新作や更新楽しみにお待ちしてます。 (2019年5月12日 3時) (
レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
よーぐると - 更新頑張って下さーい！(o^∀^o) (2019年3月2日 0時) (レス) id: 1f2316b085 (このIDを非表示/違反報告)
marigd88(プロフ) - や、ヤバイです…！キュンキュンするー！更新頑張って下さい★ (2019年2月19日 23時) (レス) id: 8c3a139d9e (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - たくさん更新してほしいです！ (2019年2月13日 23時) (レス) id: 0543a209ec (このIDを非表示/違反報告)
noai(プロフ) - kaxx23skさん» ありがとうございます！(；；) (2019年2月7日 20時) (レス) id: 7ed0f36a6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：noai
| 作成日時：2019年1月4日 23時
