#36 ページ36
．
午後の授業が無くなった
どっかのお偉いさんのありがたぁぁーーいお話を
聞かなきゃならないらしい
絶対つまんない
絶対眠たい
麗美は接待が当たったらしく
私はひとり講堂へ向かう
もうだいぶ人が集まってて
空いていた一番後列の隅っこの椅子に腰を下ろした
もう始まるって照明が暗くなったとき、
｢みーつけた｣
私の左の席にやってきた紫耀くん
紫耀くんのことを好きだと認知してから
初めて彼に会った
勝手に緊張し始める心臓
『紫耀くん、ここでいいの？』
自由なんだからどうせなら
仲のいい子の隣に行けばいいのに。
でも心のどこかにはここにいて欲しいという自分もいて
結局は後者なんだろうけど。
紫耀 ｢俺はここがいい｣
それは
私の隣だからなのか
それとも
単に後ろで目立たないからなのか
言葉の意味は怖くてきけなかった。
だけどちょっとは期待してもいいかな？
紫耀 ｢あ、ねぇ……｣
『ん？……っ、』
急に話しかけられたと思ったら
彼の顔が私の耳元に近づいてきた
紫耀 ｢あのおじさんのカツラづれてる｣ｺｿｯ
そう言って耳元から離れて
声を抑えて笑う彼
耳がくすぐったくて
胸がソワソワして
カツラがづれていることよりも
紫耀くんの笑顔に頬が緩む
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ななみ(プロフ) - 読みやすくて、お話しの内容も素敵で、一気に読みました。平野の双子ちゃんも読ませていただいてます。これからも、新作や更新楽しみにお待ちしてます。 (2019年5月12日 3時) (
レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
よーぐると - 更新頑張って下さーい！(o^∀^o) (2019年3月2日 0時) (レス) id: 1f2316b085 (このIDを非表示/違反報告)
marigd88(プロフ) - や、ヤバイです…！キュンキュンするー！更新頑張って下さい★ (2019年2月19日 23時) (レス) id: 8c3a139d9e (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - たくさん更新してほしいです！ (2019年2月13日 23時) (レス) id: 0543a209ec (このIDを非表示/違反報告)
noai(プロフ) - kaxx23skさん» ありがとうございます！(；；) (2019年2月7日 20時) (レス) id: 7ed0f36a6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：noai
| 作成日時：2019年1月4日 23時
