62.まふてる師匠の算数教室2 ページ32
「=の間を自由に動けるんだ。」
そう、まふてるさんが言った瞬間18の少女に翼が生えた。
「翼が…!?」
まふてるさんが翼を書き足しただけだが、少女は羽ばたいた。
つまり、+を−にかえることによって右から左に動けたのである。
現在の式はつまり2X=6−18になったわけだ。
「美少年Xを一人にするため、取り敢えず敵を移してあげるんだ。
Aちゃん、6−18は何かな。」
「え!?え、えーと、−12……ですか?」
こくんと頷いたまふてるさんは新たなヤンキーみたいな少年−12を描いた。
式は2X=−12、美少年救出まで後少しである。
「後はこのおっさんをぶっ倒したらいいだけだから、右と左でおんなじ数だけぶっ倒すんだ。
つまり、このべたべたくっついてくるキモオタおっさんを」
「まってください。2が可哀想です。」
とてもけなされている。…確かにその、ちょっと、あれだが…。
「いいのいいの、兎に角おっさん消すけど=じゃなきゃだめだから右を2で割るの」
「? 引くんじゃないんですか?」
「そしたら2は離れてくれない。だって2は美少年にべたべた。断絶でもしない限り離れないよ。」
「お、恐ろしいですね……あ、でもこれで!」
そう、とうとうXは一つになった。
つまりX=−6になったのだ。
まふてるさんは右と左に同じ美少年を描く。
「=…つまり、彼の名前は−6……」
「名前を求めてたんですか!?」
「さっきから名前でしか計算してないよ。……まあ、今日はこれで終わりかな?」
時計を見ると午後6時。
案外話に取り込まれていた。
「あ、これあげる。」
そういって渡されたのは白のてるてるぼうずのぬいぐるみ。
「まふてるなんだ。僕の元の姿を人形にしたもの。」
「あ、有難うございます!!」
その、人形のまふてるはふわふわしていてとても気持ちがよかった。
ーーー
何小説だこれ
250人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菜夢(プロフ) - 月歌さん» うわあっあ、有難う御座います!!URLは昔からずっとやりたくて……驚いて頂けてよかったです!!(語彙力負けた感)応援有難う御座います!!これからも頑張らせて頂きます!! (2016年12月19日 14時) (レス) id: 27b52bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
月歌(プロフ) - 初コメ失礼します!URLでパスワード認証させて実際に見れる工夫とかすごく面白いです!!本当にびっくりしました!!(語彙力がない) これからも応援してます!頑張ってください!! (2016年12月19日 1時) (レス) id: cbd87c2eba (このIDを非表示/違反報告)
菜夢(プロフ) - Tomotomoさん» うわああっ!!初コメ有難う御座います!!時間忘れるくらい面白いだなんてそんな…!!駄作なのにっ( いやいや、こんな駄作者に憧れたらだめですよっ!w歌い手さんのことを調べてどんどんオタクになりさ((殴 読んでいただき有難う御座いまた!! (2016年12月17日 14時) (レス) id: 27b52bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
Tomotomo(プロフ) - 初コメです!時間忘れるくらい面白くて、一気読みしちゃいました(汗)私も小説書いてるんですけど文才なんてないし、読みにくくて、こんなに面白くかける菜夢さんに憧れました!!この小説みて歌い手さんのことまたいろいろ調べようと思いました。長文失礼しました。 (2016年12月17日 14時) (レス) id: 58bf074e1a (このIDを非表示/違反報告)
菜夢(プロフ) - tinaさん» 分かり易かったですか!よかったです!安心しました! (2016年12月10日 14時) (レス) id: 27b52bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ