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涼太side
翌日に迫ったアリーナツアーの初日。
僕たちは
ここ数日はリハーサルのために
アリーナに詰めていた。
記憶を失うまでは
こんなこと
普通のことだったのかもしれないけど、
今の僕にとっては
リハでやること全てが
新しく感じて。
やることなすことが
初めてが多すぎて
僕は、みんなに遅れないように
ついていくので必死だった。
亜「ここの間奏って、」
裕「これやったら、振りアレンジした方が良いんちゃう？」
隼「でも、それだとステージの移動とか考えないとダメっすよ。」
玲「じゃ、ここをこうすれば？」
メ「お、良い感じじゃん。」
亜「じゃあ、それで行こ。」
リハをやってるパフォーマーのみんなは
普段とはまた違った顔つきで。
それだけ
このツアーに全力を注いでるって
感じるから。
みんなが、こうやって
良いツアーにしようと努力してるのを見て
改めて
このメンバーと一緒にいられて幸せだなって
思った。
しばらくすると、
パフォーマーの打ち合わせが終わって
ボーカル組も含めての
リハが始まった。
ボーカルは歌うだけじゃなくて、
ダンスも激しめに踊るのが
GENEの特徴でもあるから。
ずいぶん前から
裕太君とか玲於に教えてもらいながら
徹底的に身体に叩き込んだ。
龍「涼太、大丈夫？無理せえへんでな？」
龍友君は少し心配そうな表情で
僕を見つめていた。
きっと、龍友君は
去年のことがあるから
こうやって僕がステージに立ってることが
心配で心配で
堪らないんだと思う。
涼「ありがと。でも、心配しないで？僕…ちゃんとやるから。」
龍「…そう、やな。」
−−−−−−−−
龍「〜♪」
涼「〜♪」
曲と振りの確認も終盤に差し掛かっていた時。
涼「…ｯ…。」
突然、
頭をハンマーで殴られたような痛みが走って
視界がぐにゃりと曲がったような気がした。
ｷｰｰﾝ…
やばい、耳鳴りもしてきた。
結構、立ってるのも辛くなってきて
思わず、その場にしゃがみこんでしまった。
龍「…ん？どうした？」
龍友君が心配そうな表情で
しゃがんでる僕の顔を覗き込んできた。
涼「…気持ち…悪い、かも。」
龍「…えっ…。」
龍友君はすぐに、僕の背中に手を当てて
優しく擦ってくれた。
亜「…涼太？大丈夫？」
裕「気持ち悪いん？」
メ「ちょっと止めてもらおうか。」
隼「横になった方が良いんじゃ？」
玲「一回、楽屋戻る？」
異変に気づいたみんなが
僕らの周りに集まってきた。
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りぃちゃんまん(プロフ) - またこのお話の続きが読めてすごく嬉しいです(*^^*) (2019年1月7日 16時) (
レス) id: 2cee9e54d1 (このIDを非表示/違反報告)
数の子 - 続きが気になります！更新頑張ってください！(�燿泛燿洵�) (2019年1月6日 1時) (レス) id: b41e986af5 (このIDを非表示/違反報告)
りぃちゃんまん(プロフ) - こんばんは(*^^*)更新してくださってとてもうれしいです(*^^*)引き続き楽しみにしてます(*´∀｀) (2018年11月5日 21時) (レス) id: 2cee9e54d1 (このIDを非表示/違反報告)
数寄玲於 - この作品１から大好きです!更新待ってます!これからも頑張って下さい。 (2018年9月30日 21時) (レス) id: 1cdd585abf (このIDを非表示/違反報告)
りぃちゃんまん(プロフ) - 更新ありがとうございます(>_<)やっぱりいつ読んでも、涙が(;_;)…つづき楽しみです(*^^*) (2018年9月30日 18時) (レス) id: 2cee9e54d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHUULIN | 作成日時：2018年7月22日 2時
