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亜嵐side
俺らが病院に到着してから、もう3時間以上が過ぎた。
涼太はまだ、出てこない。
気がつけば、時計が頂点を示し、日付が変わっていた。
亜「涼太、頑張れ。」
俺らは祈るような気持ちで待っていた。
その時、
手術室のランプが消えた。
玲「涼太君！」
玲於が飛びつくように、涼太が横たわるベッドへと走った。
酸素マスクをしている涼太の顔は青白く、頭に巻かれている包帯が痛々しい。
だけど、涼太の心拍を示す機械が、
涼太が生きているってことを教えてくれる。
それが俺には、とても嬉しかった。
涼太、
よく頑張ったな。
メ「涼太は！涼太は大丈夫なんですか？」
メンディーさんが、手術室から出てきた医者に言った。
医「えぇ。一命は取り留めました。」
龍「良かった。本当に…。」
龍友君だけじゃない、そこにいる全員がそう思った。
医「しかし、一つだけ気になることが…。」
医者の表情が暗いことが引っ掛かった。
医「片寄さんは頭部からの出血が多く、急激な血圧低下によって一度、心停止しています。幸い、すぐに心拍は戻りましたが…。」
医者が言い淀んだのを見て、裕太君が食いつくように聞いた。
裕「…どういうことですか？」
医「短い時間ですが、脳に酸素が送られなかった時間があります。そのため、意識が戻らない可能性もあります。加えて、仮に意識が戻っても脳に障害が残る可能性が高いと思われます。」
医者の言葉に俺は、ガツンと殴られたような感覚になった。
医「しかし、頭部の怪我以外は幸いにも軽度でした。こちらの回復は早いでしょう。では。」
医者が去った後も俺らはその場を動くことが出来なかった。
何で…
こうなるんだよ…
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りぃちゃんまん(プロフ) - 更新ありがとうございます(;_;)泣いてしまいました(;_;)SHUULINさんが書く物語、大好きです(;_;) (2018年7月7日 23時) (
レス) id: 135be6bc3b (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - はじめまして！気になって読み始めたのに、気付いたら号泣してました。更新待ってます！ (2018年6月18日 1時) (レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんばんわ。一気に読ませて頂きました。続きが気になって仕方がありません。楽しみに待ってます。 (2018年6月16日 23時) (レス) id: 8cae488022 (このIDを非表示/違反報告)
SHUULIN(プロフ) - 数寄れおさん» コメントありがとうございます！これからも「守りたい。」をよろしくお願いします！ (2018年6月14日 9時) (レス) id: bbe2538ee5 (このIDを非表示/違反報告)
SHUULIN(プロフ) - 梨さん» いつもコメントありがとうございます！梨さんにそう言って頂けて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2018年6月14日 9時) (レス) id: bbe2538ee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHUULIN | 作成日時：2018年1月27日 23時
