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龍友side
本当は
この場所に、もう一度立つ時は
涼太と一緒に、って
思ってたんやけどな。
本番前、
目の前に広がる景色を、
一人で眺めながら
呟く。
6年前。
この場所で
GENEがデビューした時、
ずっと、このまま
7人で
夢を追い続けられると信じてた。
7人が一人も欠けることは無いと、
信じてた。
−−−−−−−−
亜「今日の、このステージは…いつもより、ずっと…特別だと思う。」
開演を数分後に控えた中、
バックステージで6人が円陣を組んだ時、
亜嵐君が言った。
亜「ここは、GENEが初めてステージにあがった場所だってことは、みんなが知ってると思うけど。今、ここには…涼太がいない。6年前、俺らが想像してた未来と、今は全然違ってると思う。この一年間は、GENEにとって…試練の年だったなって。涼太が怪我して、今まで…いろんなことがあったけど、俺は…涼太のために、今日まで頑張ってきたつもりだよ。もちろん、これからもずっと、涼太がGENEに戻ってくるまで6人でGENEを守っていきたいって…そう思ってる。」
裕「そうやな、この一年…めっちゃいろんなことがあったなぁ。」
メ「いろいろありすぎてさ…本当に一年が早かったよ。」
玲「この場所に…涼太君とみんなで…立ちたかったな…。」
隼「涼太君は…いつも僕たちの側にいてくれてるよ、きっと。今日だって…どっかから必ず…僕らを見守っててくれるよ。」
龍「そうやな…。涼太はいつでも俺らの隣にいる。だから…今日も最高のステージをお客さんに見せへんと、涼太に怒られるで？」
涼太がプンプン怒ってる姿を
メンバー全員が想像して
緊張してた、みんなの表情が
一様に穏やかになったのが
見えた。
亜「…ふふっ…。わかるわぁ、それ。」
メ「何やってんすか！とか言ってそう。」
隼「優しそうに見えて意外と厳しいとこあるからねぇ、涼太君って。」
裕「ほんま怒られへんようにしないとな。」
玲「涼太君に…最高のパフォーマンスを見せてあげよう。」
龍「あぁ、そうやな。」
亜嵐君の掛け声と共に、
渇を入れて
俺たち6人のGENEはステージに飛び出していった。
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りぃちゃんまん(プロフ) - 更新ありがとうございます(;_;)泣いてしまいました(;_;)SHUULINさんが書く物語、大好きです(;_;) (2018年7月7日 23時) (
レス) id: 135be6bc3b (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - はじめまして！気になって読み始めたのに、気付いたら号泣してました。更新待ってます！ (2018年6月18日 1時) (レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんばんわ。一気に読ませて頂きました。続きが気になって仕方がありません。楽しみに待ってます。 (2018年6月16日 23時) (レス) id: 8cae488022 (このIDを非表示/違反報告)
SHUULIN(プロフ) - 数寄れおさん» コメントありがとうございます！これからも「守りたい。」をよろしくお願いします！ (2018年6月14日 9時) (レス) id: bbe2538ee5 (このIDを非表示/違反報告)
SHUULIN(プロフ) - 梨さん» いつもコメントありがとうございます！梨さんにそう言って頂けて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2018年6月14日 9時) (レス) id: bbe2538ee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHUULIN | 作成日時：2018年1月27日 23時
