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龍友side
亜「…ごめん。…俺、もう無理だわ。」
床にうずくまってる亜嵐君を俺が抱き起こしてやると、
亜嵐君は俺の手を振り落として、
下を向いて、そのまま、
スタジオから出てってしもうた。
裕「…俺、何してんのやろ。」
亜嵐君がいないスタジオに、
ぼそりと、裕太君の声が響いた。
隼「裕太君は…悪くないよ。」
隼は、亜嵐君と裕太君の喧嘩に怯えてる玲於の肩を抱いていた。
玲「…裕太君、ごめん。僕がちゃんと集中してれば…亜嵐君もイライラしなかったのに。」
玲於は今にも、泣いてしまいそうやった。
メ「玲於。落ち着くまでさ、どっかで休んでなよ？隼、玲於を連れて行ってあげて？」
隼「…わかりました。…玲於、行こ？」
隼は玲於を連れて、
スタジオを出て行った。
残ってるのは、
メンさんと、裕太君と、
俺だけやった。
裕「メンさんも…龍友君も…ごめんな。ほんまに…。」
メ「いや…謝るようなことじゃないよ。今回のは、亜嵐君も悪かった。」
メンさんは裕太君にそう言うたけど、
やっぱり顔は、少し強ばっておった。
裕「…本番前やのに…亜嵐君の顔に傷つけてしもうた…。」
裕太君は、
亜嵐君を衝動的に殴ったことに、
ショックを受けていた。
メ「正直、俺もちょっとイラッとしたよ。玲於にばっかり、当たってさ。裕太君が止めて無かったら、きっと俺が亜嵐君を止めてた。それだけの違いだよ。だけど、もう二度と、手は出しちゃダメだ。」
裕「…わかってる。」
メ「たぶん…今が一番、GENEにとって大変な時なんだよ。このままだと、GENEが壊れちゃう。でも、涼太が居ない今はさ。涼太が帰ってくるまで、みんなで…耐えなきゃ。」
メンさんは、俺が思ってること全て、
言うてくれた。
メンバーの心が離れていって、
バラバラになりかけてるGENEを、
ギリギリのところで繋ぎ止めてるのは、
やっぱり、涼太やった。
龍「俺、亜嵐君のとこ行ってくるわ。」
裕太君はメンさんに任せて、
俺は、亜嵐君の元へ向かった。
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りぃちゃんまん(プロフ) - 更新ありがとうございます(;_;)泣いてしまいました(;_;)SHUULINさんが書く物語、大好きです(;_;) (2018年7月7日 23時) (
レス) id: 135be6bc3b (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - はじめまして！気になって読み始めたのに、気付いたら号泣してました。更新待ってます！ (2018年6月18日 1時) (レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんばんわ。一気に読ませて頂きました。続きが気になって仕方がありません。楽しみに待ってます。 (2018年6月16日 23時) (レス) id: 8cae488022 (このIDを非表示/違反報告)
SHUULIN(プロフ) - 数寄れおさん» コメントありがとうございます！これからも「守りたい。」をよろしくお願いします！ (2018年6月14日 9時) (レス) id: bbe2538ee5 (このIDを非表示/違反報告)
SHUULIN(プロフ) - 梨さん» いつもコメントありがとうございます！梨さんにそう言って頂けて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2018年6月14日 9時) (レス) id: bbe2538ee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHUULIN | 作成日時：2018年1月27日 23時
