６０〜Noside〜 ページ8
？［お、やっときたねぇ もう少しで始まっちゃうとこだったよ！］
赤「さっきまで遠くから見てたんだよー」
？［おお、そうだったんだ］
雑談を交わしていくうち、渚はあの西洋マジシャンと目があった気がした
潮「？」
？「ハイ象をお持ちの方はいらっしゃらない では今夜は特別に、ここにいるお客様三人を同時に！消してご覧にいれましょう！」
いや、確実に西洋マジシャンは渚を見ていた
そして、ふと白装束の少女に一瞬目配せをすると、さっと渚たちの方に手をさした
？「では！そこのカラフルな三人組の方！」
茅「カラフルって……」
潮「僕たちのこと…？」
赤「なに？このマジックもどきで明治までってこと？無理でしょ」
？［ふふん それができちゃったりしちゃったりだよ さぁさ！早く行ってらっしゃい！］
白装束の少女は楽しそうに心底愉快そうに三人の背(特に赤羽の背を)強く押した
赤「そんな強く押さないでよ…」
？「さあ御三方！この箱にそれぞれ入ってくださいね〜」
渚、茅野、赤羽が黒い箱のなかに体をいれると、奇術師は順番に蓋を閉め、鍵をかけた
？「さぁこちらの気の毒な御三方、ワタクシが三秒数える間に綺麗さっぱり消してご覧にいれましょう！」
渚は外からくぐもって聞こえる奇術師の声に耳を傾けながら、幼馴染みを思った
潮「(これから、蒼都の……弌の過去が…)」
潮田渚の中で、未だに長月蒼都と永邨弌が同一人物であるとは認められてはいなかった
明治で、本当の幼馴染みと出会ったとき
彼の事を理解したとき
心から、蒼都も弌も己の幼馴染だと、認められる気がした
？「三！」
？「二！」
？「…一！」
潮「(意識…が………)」
プツン
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 178人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雨宮碧音(プロフ) - 渚大好きさん» ありがとうございます！頑張ります！どうか完結までよろしくお願いします！ (2017年12月17日 18時) (
レス) id: 1d0f2959ec (このIDを非表示/違反報告)
渚大好き(プロフ) - 頑張ってください (2017年12月17日 13時) (レス) id: f3618771b7 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮碧音(プロフ) - 鳳寅さん» おおおう……ｵｿﾛｼﾔ 了解！無理せず素早く頑張るべ！ (2017年9月17日 6時) (レス) id: 1d0f2959ec (このIDを非表示/違反報告)
鳳寅(プロフ) - 三作目おめでとうござまっす！更新は息抜きもしながら頑張ってくださいな。無理したら(^言^) (2017年9月16日 21時) (レス) id: 103a2cc229 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雨宮碧音
作成日時：2017年9月7日 23時
