第弐拾漆話 ページ29
包まれているような暖かい感覚がフワァと舞ってきて、俺のとなりに、面をつけた賢欺さんがいるような気がする
夜「______、_______」
賢欺さんが囁いた言葉を、俺は口ずさんだ
賢「お前に記憶の欠片を還そう、我が賢欺の名にのせて…」
辺りが蒼い光で包まれ、俺はスッと自然に意識を飛ばした
〜？〜
ああ、何年もここに縛られている………いい加減、もう離してほしい
夜「おい、アンタ！」
？「………何だ若造、お前はワシとは関係ないだろう」
なんなのだ、この若造は……………
夜「命はやれないが、腕一本なら分けてやる」
？「……ハァ？」
夜「だから、お礼として、私の話し相手になれ！」
夜「______私は、己が知らないことを知っている妖(モノ)の話が聞きたいんだ」
おかしな奴だ、腕一本で、話し相手になれなど……
夜「私は賢欺夜丱(カタギ ヤコウ)アンタは…」
？「…藤景(ふじかげ)」
何だろう、この暖かい感覚は…
ああ、嬉しいのか、でも、この後ワシは…賢欺に裏切られるのだったな…………
もう、奴と話せぬのなら、もう、ここに未練などない……
〜？→藤景〜(勝手に名前をつけてしまいました…すみません……)
目を開けると心配そうな顔をした夏目が俺の顔を覗き込んでいた
白銀、大ニャンコにヒノエも俺の顔を覗き込んでいる
賢「…夏目、無事でよかった……あの人影は…」
白「綺麗に逝ったよ、夜丱に会えぬのなら未練はないと」
夏「うん、とてもきれいだった」
賢「そっ…かー……………よかっ……たー」
何だろう………すごく体が重い…
疲れてる訳じゃないんだけどなぁ
白「体が重いだろう？それが記憶を還す時の"代償"になる」
まじか
道理で疲れてないのに体が重い…
そのとき、ヒノエがガバッと勢いよく立ち上がり
ビシィッと俺たちに指を指した
ヒ「お前たちを見ていて思ったよ 大事なものを守りたいとか、心配をかけたくないとか 自分の気持ちばっかりだ 自分を大切に出来ない奴は大嫌いだよ」
夏「_____ごめん…」
賢「__そうだな…」
そのとき、ゴッと風が吹いて、気づくと目の前に、牛みたいな頭の人みたいな体をした妖が腕を組んで立っていた
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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蒼眞凪(プロフ) - 朱雀さん» ありがとうございます！！！頑張ります！これからもよろしくお願いします！番外編とかも書く予定なのでリクエストがあればぜひぜひお願いします！ (2016年3月17日 18時) (
レス) id: 975f835996 (このIDを非表示/違反報告)
朱雀 - お話読ませていただきました 俺、これからも応援してます！ 頑張ってください！！ (2016年3月17日 18時) (レス) id: 103a2cc229 (このIDを非表示/違反報告)
蒼眞凪(プロフ) - きこさん» うわぁ！嬉しいです！！ありがとうございます！たくさん更新できるように頑張ります！これからもよろしくお願いします！！ (2016年3月16日 0時) (レス) id: 975f835996 (このIDを非表示/違反報告)
きこ(プロフ) - 蒼眞凪さん! 面白いです！ 更新してないかチェックしてから寝るのが日課になっちゃいました！応援してます♪ (2016年3月16日 0時) (レス) id: c334518b24 (このIDを非表示/違反報告)
蒼眞凪(プロフ) - 雪猫さん» コメントありがとうございます！頑張ります！！！コメント少なくて悲しかったんです…本当にありがとうございます！！！ (2016年3月14日 19時) (レス) id: 975f835996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨宮碧音
作成日時：2016年1月24日 8時
