第弐拾参話 ページ24
夏「……いってきまーす」
まいったな____…
…やっぱり少し広がってる 先生も小さいままだし
ふと顔をあげると表札の辺りに昨日見たあの真っ黒な人影を見た
何でこんな所に？また突っ立ったまま…
夏「…………」
気のせいか？
何だかこの影…
夏「「メリーさん」みたいだ」
ニャ「メリーさん？」モゾッ
ポツリと独り言を呟くと、胸ポケットから先生が顔を出した
夏「わっ先生！？いつのまに……」
夏「得体の知れないものが少しづつ近づいてくるっていうメジャーな伝聞怪談だよ
電話がかかってくるんだ『私、メリーさん。今、門の前にいるの』って。暫くするとまた電話が鳴る。出てみると『私、メリーさん。今、玄関の前にいるの』その次は…」
キーンコーンカーンコーン
夏「ごめん先生、あとで話す」
担「____！__」
今は出席をとっているところだ
けれど………
夏「……？」
いつも遅刻しない賢欺が、今日はまだ来ていない
担「賢欺ー…………賢欺慧夜ー？何だ？居ないのか？」
ざわざわと回りがうるさくなった
それもそうだ、賢欺は真面目だからなのか学校を連絡なしに休んだことがなかったから
担「……あとで、賢欺には連絡するか…次ー」
何だろう………嫌な予感がする……
〜放課後〜
ニャ「夏目その次はの続きだ」
夏「あ、ああ、そうだったな………その次は『私、メリーさん。』
『今、玄関の中にいるの』」
玄関の前で、あの人影が、突っ立っていた
やっぱり近づいてきてる！！
五日印と関係あるのか！？
…どうしよう
おれのせいで藤原家に迷惑がかかるかもしれないのか…？
ヒ「ちっ レイコと同じ顔でしけたツラをお見せでないよ」
夏「ヒノエ」
ヒ「印主の正体がわかったよ
どっかの大杉に封印されている強力な邪鬼だ 長年かけて印を使い、どうやらあと二人喰えば封印がとけるようだ お前と、あと一人が最後、力も戻りつつあり、待ちきれず影だけを飛ばしてきたんだろう」
ヒ「お前、あの影に捕まったらその時点で喰われるよ、一人はもう捕らえたみたいだからね」
捕らえた………？
まさか、…………賢欺……………？
ヒ「その印から生気を吸いとって奴はどんどん早くなる 今はまだのろまでやっと印を追って家を探りあてただけだけれどね とにかく
あの影に重なっ(ふれられ)たらアウトだ」
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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蒼眞凪(プロフ) - 朱雀さん» ありがとうございます！！！頑張ります！これからもよろしくお願いします！番外編とかも書く予定なのでリクエストがあればぜひぜひお願いします！ (2016年3月17日 18時) (
レス) id: 975f835996 (このIDを非表示/違反報告)
朱雀 - お話読ませていただきました 俺、これからも応援してます！ 頑張ってください！！ (2016年3月17日 18時) (レス) id: 103a2cc229 (このIDを非表示/違反報告)
蒼眞凪(プロフ) - きこさん» うわぁ！嬉しいです！！ありがとうございます！たくさん更新できるように頑張ります！これからもよろしくお願いします！！ (2016年3月16日 0時) (レス) id: 975f835996 (このIDを非表示/違反報告)
きこ(プロフ) - 蒼眞凪さん! 面白いです！ 更新してないかチェックしてから寝るのが日課になっちゃいました！応援してます♪ (2016年3月16日 0時) (レス) id: c334518b24 (このIDを非表示/違反報告)
蒼眞凪(プロフ) - 雪猫さん» コメントありがとうございます！頑張ります！！！コメント少なくて悲しかったんです…本当にありがとうございます！！！ (2016年3月14日 19時) (レス) id: 975f835996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨宮碧音
作成日時：2016年1月24日 8時
