3話 ページ3
たまたま、彼女の働いてる美容室の近くで
仕事が終わってふらふらと散歩してたら
まだ、店の中は明かりがついてて
中では彼女が、片付けをしていた。
最初は一緒に帰ろうと思ったけど
あまりにも疲れてる彼女に声はかけられなかった
店を出て駅までの道は
彼女と反対側の歩道を歩いて
駅のホームでは柱に隠れて彼女を見守る
あの時、酔っ払ったおっさんが
Aにぶつかりそうでついつい出ていって
しまいそうになったよ
電車が来るまで欠伸をしたり
ケータイを触ったり
欠伸をするときに口を押さえないのが
可愛いって思ってたりする
Aやっと仕事終わった〜
A最近会えてないね
A既読無視?
A怒るよ〜??
急になる通知音思わず開いちゃったけど
ここで返すと彼女に触りたくなるから
我慢ガマン
やっと電車が来て彼女が乗る
その隣の扉から乗って彼女を見守るけど
空いてた席に座れなかったらしい
つり革に捕まって電車揺られて
今にも寝てしまいそうな感じ
ほら、Aの後ろの人次で降りるのに
1番のふちの席あくよ
彼女の前に僕の隣に立ってた人が気がついて
そこに移動しようとした
「あっ、あの」
僕はとっさにその人の腕を掴んでしまった
男はなんだ？と言う顔でこっちをみる
「いや、友達に似ていたので」
適当な嘘をつき彼女が座ったことを確認する
「すみません」
一応、男にも謝っておく
これで後は最寄りの駅まで行くだけだと
思っていたが
彼女がいつも持ってる黒いファイルが
Aの手元にない
店を出たときと、駅のホームにいた時は
確かにあったはずだが...
駅のホームで座った時にベンチに置き忘れたのか
今いる駅をみて、急いで反対側の
電車のホームまで走る
今から行くと8分くらいか
まだ、ベンチにありますように！！
そう願い電車を乗り換え
ちゃんと、ファイルを手に入れ
彼女の店へと、運んでもらった
そりゃあ、差出人の名前は書かないよ
格好がつかないからね！
「A、話し始めて30分もたったね」
『もう、そんなにたったの？』
「明日も会えるからもう、寝ないと
遅刻するなよ？」
おやすみ、いい夢を。
続く (更新停止中)
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しゅりめる(プロフ) - かなとさん» 教えていただきありがとうございます！オリジナルフラグ外しました。これからもよろしくお願いします！ (2019年3月25日 0時) (
レス) id: abe3ed74ec (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月24日 5時) (レス) id: 0c77f35464 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅりめる | 作成日時：2019年3月23日 23時
