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貴方side
水着に着替え終え、貴重品を小さなポーチに入れて更衣室を出る
まだ彼らは終わってないのか、そこに皆はいなかった
適当に暇つぶしでもしようと集合場所近くの日陰でスマホをいじっていると突然腕や腰を触られる感覚がする
あいつら…
『触るのだけは駄目だと…って、え…？』
｢なになにおねーさん1人？｣
｢高校生？JKってやつじゃん｣
｢顔もちょー可愛いね。ちょっと俺らと遊ばない？｣
俗に言うナンパだ
体格的に明らかに高校生では無さそうだ
大学生…下手したら社会人か？
『すみません。今人を待ってるので』
｢えー釣れないなぁ｣
｢彼氏だったりする？｣
『違いますけど。邪魔なのでやめてもらっていいですか、不愉快です』
腕を掴んでいた人の手を振りほどこうとするが、ぐっと余計に強く掴まれる
｢力で勝てると思ってんのw｣
｢ほらほらいこーよ｣
腰に触る手も腕を強く掴んでいる手も気持ち悪いことこの上なかった
もう叫んでやろうかと思っていたその時、私の腰にあった手が退けられる
｢っいってぇ？！｣
見るとチーノくんがそいつの腕を笑顔で捻りあげていた
cn｢すいません、A先輩。待たせてしまって｣
『ぁ…チーノくん、』
｢あ？なんだ彼氏くんかぁ？｣
｢ひょろっちぃやつだな｣
cn｢そのひょろっちいやつに捻られてどんな気分ですか？｣
にぃっと口角をあげて笑う彼は明らかに彼らを挑発している
こんだけ言われたら…
｢てめえ、なめんのも大概にしろよ｣
そりゃあ奴らはキレるだろう
どうしようかと困りあぐねていると彼はさりげなく彼らと私の間に割り入る
cn｢先輩、後ろにおって｣
『でも、』
cn｢大丈夫やから、な？｣
この場に似つかず優しく笑う彼に促されるがまま、大人しく彼の後ろに隠れる
｢ガキがよぉ、！！｣
ガタイのいい男が拳を振り下ろす
チーノくんは慌てることなくそれを受け流し、そのまま拳の勢いを利用して男を強く地面に叩きつける
｢っ！｣
cn｢あっれー、意外と軽いんですねおじさん｣
｢んだと…｣
投げられた男はまともに打撃が体に入ったせいか、動けずにいたが、残る2人が同時にチーノくんへと飛びかかる
流石にまずいと思い、出ていこうとした瞬間、男らの後ろからやってきた何者かに1人は蹴り倒され、もう1人はもろにグーパンを食らう
ほんの一瞬のことだった
『シャオ、ゾム、皆…！』
sya｢ギリセーフやんな…｣
zm｢ほんまにな｣
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あんです - 是非是非！ (2021年7月21日 10時) (
レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - あんですさん» あんですさん、コメントありがとうございます！実は次作品syaルートでいこうかと思っているのでもしよければお立ち寄りください…！！ (2021年7月20日 12時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
あんです - チノ推しにもなりそうだし、シャオ推しにもなりそうです。 (2021年7月20日 12時) (レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - 紫狐 sikiさん» 紫狐 sikiさんコメントありがとうございます！理想の理想を詰め込みました、！！ (2021年7月4日 19時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
紫狐 siki - 甘酸っぺぇ...こんな青春してぇよ... (2021年7月4日 19時) (レス) id: c31e34af03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると
| 作成日時：2021年6月5日 18時
