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貴方side
挙式をしてから数年が経ったある日の朝
くぁ、と欠伸をしながら廊下を歩いていると、ふと話し声が聞こえてくる
｢ほ、本物のシャオロン様だぁ〜！｣
｢かっこいい…！｣
｢握手してください！！｣
『あらら〜…』
ちらりと曲がり角から顔を出して声のするほうを見てみるとシャオロンの周りにはアイドル並みの女子の囲いができていた
服装的には使用人だろうか
この国の私を除く男幹部は顔がいいため、1部の若者の間ではファンクラブのようなものすらあるだとか…
少しでも近づくために使用人や医務官になろうとする子も多いと聞いたこともある
ただいざ、自分の旦那が囲われているのを見るとなんとも言えない気持ちになる
sya｢はいはい順番にね〜｣
サービス精神旺盛な彼は握手をしたり、話したりと笑顔で彼女たちに応えている
お邪魔する訳にもいかなく、マンちゃんのとこへでも行こうかと思っていると、ふと彼と目が合ってしまう
sya｢あ、A〜！｣
くるりと使用人の子達も振り向く
あーあ、と思いつつも仕方なく角から出て、彼女たちの方へと向かう
｢ねぇあの方誰？｣
｢馬鹿！知らないの？A様よ、A様！｣
｢え、A様ってシャオロン様の…｣
sya｢そ、俺の奥さんでーす｣
そう言って彼はぐっと私の肩を抱き寄せる
『ちょ、シャオロン…』
一気に羞恥心が込み上げてくる
公衆の面前で、なんて思っていると使用人たちからは黄色い声があがる
sya｢何？嫌？｣
『嫌じゃないけど、何もそんな…』
sya｢だめなん？｣
するりと左手を取られ、薬指の指輪を撫でられる
耳まで熱が伝わっていくのが嫌でも分かってしまう
sya｢じゃ俺は今からデートやから仕事頑張ってな〜｣
『ちょっと！』
｢はーい！｣
｢楽しんできてくださいね！！｣
楽しげに笑う彼女たちに見送られて玄関の方へと向かう
『ほんとに行くの？デート』
sya｢うん。なんかAと話したい気分｣
だめ？、と言ってはにかむ彼に胸がぎゅっとなる
『だめなわけないでしょ』
sya｢よかった｣
じゃあ行こっか、と指を絡めて街の方へとでていく
sya｢大好きだよ、A｣
『私も大好きだよ、シャオロン』
〜END〜
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ゆずは - コメント失礼します！このsyaさん小説全話見せてもらいました！！一瞬でファンになりました。これからも、そるとさんと、小説のファンとして、応援させてもらいます！！ (2022年3月5日 17時) (
レス) @page50 id: 083d316892 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - カルアさん» カルアさん、コメントありがとうございます！皆様エマに相当ブチ切れてて作者としてある意味嬉しいですw作品を楽しんで頂けてよかったです！！ぜひ良かったら他の作品もご覧下さい！ (2021年8月15日 18時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
カルア(プロフ) - びっぐらぶ……エマに凄く腹立ちましたw最後に幸せそうな2人が見れて嬉しかったです！！！！！！ (2021年8月15日 17時) (レス) id: 523bb0e82c (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - 懐中電灯さん» 懐中電灯さん、コメントありがとうございます！エマほんとイライラしますよねw次作大体決まってきたので近いうちに出します！お待ちください！ (2021年8月11日 23時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
懐中電灯 - 完結おめでとうございます！エマには相当腹立ちました､､､でも結果的にふたりが結ばれて良かったです！次回作も無理しない程度に頑張って下さい!! (2021年8月11日 23時) (レス) id: 1e8e7af11e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると
| 作成日時：2021年7月21日 10時
