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貴方side
『ねーマンちゃん。なんかいい感じの花言葉ない？』
報告書も演習も終わり、退屈な昼下がり
マンちゃんの外交文書を少し手伝いつつ、今は休憩を一緒にしている
持っていたティーカップを置き、また唐突やね、と彼は困り眉をする
os｢この前の花はだめなん？｣
『なんか違う方がいいかなって』
私も白いティーカップを手に取り、香りを楽しみながら紅茶を1口飲む
ストレートならではの強い茶葉の匂いが鼻を擽る
os｢無難に薔薇とかは？｣
『それもだめー。あの子が昨日持ってきてた』
os｢んー…｣
彼は庭園の方を暫く眺め、そしてふとあ、と声を漏らす
os｢この季節にぴったりな花があるよ｣
『ん？どれ？』
待ってて、と言って彼は庭園の花々の奥へと消えていった
数分もしないうちに黄色い立派な花を1輪持ってくる
os｢向日葵、花言葉は“私は貴方だけを見つめる”｣
彼は深緑の美しい瞳を細めて柔らかい笑顔で花を差し出す
花と彼の目もあやな光景に思わず見とれていると彼はくすくすと笑いを零す
os｢なに見つめとんの｣
『あ、いや…花もだけど、マンちゃんってほんとに綺麗だなって』
os｢女性のAにそう言ってもらえるなんて嬉しいめう〜｣
『ずるいなー…羨ましくなっちゃうくらい可愛くて綺麗なんだもん』
頬杖をついてそう呟くと彼は近くにあったプルメリアを手折り、私の髪へと挿す
os｢十分、Aも綺麗やと思うけど？｣
久々、ストレートに褒められたせいで少しばかり恥ずかしさを感じる
『ありがとう、マンちゃん』
os｢どういたしまして｣
彼から向日葵の花を受け取り、そうお礼を告げて1度部屋へと戻ってからシャオロンの病室に行くことにした
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プルメリアの花言葉
《気品・美・魅力》
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ゆずは - コメント失礼します！このsyaさん小説全話見せてもらいました！！一瞬でファンになりました。これからも、そるとさんと、小説のファンとして、応援させてもらいます！！ (2022年3月5日 17時) (
レス) @page50 id: 083d316892 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - カルアさん» カルアさん、コメントありがとうございます！皆様エマに相当ブチ切れてて作者としてある意味嬉しいですw作品を楽しんで頂けてよかったです！！ぜひ良かったら他の作品もご覧下さい！ (2021年8月15日 18時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
カルア(プロフ) - びっぐらぶ……エマに凄く腹立ちましたw最後に幸せそうな2人が見れて嬉しかったです！！！！！！ (2021年8月15日 17時) (レス) id: 523bb0e82c (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - 懐中電灯さん» 懐中電灯さん、コメントありがとうございます！エマほんとイライラしますよねw次作大体決まってきたので近いうちに出します！お待ちください！ (2021年8月11日 23時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
懐中電灯 - 完結おめでとうございます！エマには相当腹立ちました､､､でも結果的にふたりが結ばれて良かったです！次回作も無理しない程度に頑張って下さい!! (2021年8月11日 23時) (レス) id: 1e8e7af11e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると
| 作成日時：2021年7月21日 10時
