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貴方side
また会いに来ます、と言ってショッピは自国へ帰ることになった
zm「随分部下思いやんな」
『彼には今まで散々迷惑をかけてきましたから…』
このくらいしか恩返しができないことが悔しいが、仕方ない
zm「あ、それ食べてええよ」
そう言われ、差し出された皿の上にはパンとジャムが置かれていた
『はい。…でもこれじゃあ…』
重い両手の先には自由を奪っている鎖が壁へと繋がれている
動くことはかろうじてできるが、食べるのは厳しいだろう
zm「あーせやな…俺も鍵は持ってへんし…」
『後でここの兵が来たらお願いするので大丈夫ですよ』
そう言っても彼はまだ考え、すぐにばっと顔を上げる
zm「じゃあちょっと待っとってな」
『？はい』
ダッシュでどこかへ消えたかと思うとすぐに笑顔で戻ってくる
その手には牢の鍵だと思われるものが握られていた
zm「どれやろ…あ、これか」
がしゃん、と鈍い音と共に鉄格子が開き、ゾムさんがこちらへとやってくる
ポケットへと鍵を入れ、片手に先程の皿を持ったまま私の隣へと腰を下ろす
zm「俺が食べさせたるから…ほい」
パンを千切ってジャムをつけ、口の前へと持ってきてくれる
唐突すぎることに思わず戸惑う
『…え？』
zm「ん？」
『……そ、そこまでしなくても』
zm「ええからはよ口開けーや」
『は、はい』
口を開けるとパンが放り込まれる
よく考えたら久しぶりの食事な気がした
zm「おいしい？」
『はい』
zm「それな、ここの幹部が作ってん」
『え？そうなんですか？』
zm「おん。鬱先生ってわかるやろ？」
『…あー青い髪をしている方？』
zm「せや。あいつが作ったんやけどまずない？」
『いえ、おいしいですよ』
ゾムさんも、と勧めるがパンと大先生は嫌いだと返される
…鬱先生さんは若干巻き込まれな気もする…
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たしかスカ/ブロでこんな話があった気が…
します()
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そると(プロフ) - ぱずるさん» ぱずるさん、コメントありがとうございます！上手く伝わって感動して頂けて作者としては嬉しいです…次作そろそろ出来そうなのでもう少しお待ちください！ (2021年8月13日 12時) (
レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
ぱずる(プロフ) - 完結おめでとうございます。紛うことなきハッピーエンドではありませんでしたが、そこもまた良く胸が締め付けられました。とても感動する作品をありがとうございました。これからもそると様の作品を楽しみにしております。 (2021年8月13日 11時) (レス) id: baac44fdeb (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - タユさん» コメントありがとうございます！悲劇の女王、的な感じで書きたかったのでそれが伝わってくれたなら嬉しい限りです！！ (2019年9月30日 20時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
タユ(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当に感動しました（ ; ; ）女王が可愛そうだったのと、ショッピ君の立ち位置が凄くいいなと思いました！本当にお疲れ様でしたm(_ _)m (2019年9月30日 20時) (レス) id: 98f6db82b1 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - きのこ(em推し)さん» コメントありがとうございます！zmさん落ち…同じ世界観…！めちゃくちゃいいじゃないですか…！頑張って書いてみます…！！ (2019年9月30日 16時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると
| 作成日時：2019年8月9日 13時
