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貴方side
招かれ人
つまり、今回のパーティーで外部から招待された方ということだ
今日は外交大使、その補佐官である外交官、そして派遣されてきている皇子様方、小国の中では王自ら来ているところもある
…やはり外交官なのかもしれない
もう一度問いかけようとしたその時、がざがさとベランダ近くの木々の葉が揺れ、ぴょこっと人が顔を出す
「あ、おった」
「げ…」
金髪のその方はあからさまにばつが悪そうな顔をしながらやってきたパーカーの男の人を見る
それよりも
『ど、どうやって…』
「ん？普通に木を渡ってきただけやけど」
少し斑の入った緑のパーカーのフードを目元が見えぬほど深く被ったその人はそう返した
「っていうかなんでここの姫さんとおったん？」
「ただ散歩していただけだ」
「ふーん…それよりはよ帰らんと。トントンが慌てとったよ」
「トン氏はあとで適当にあしらっておく」
「じゃあ怒ってたマンちゃんも？」
「……それは嫌だな」
「せやろ？ほな帰るで、"グルッペン"」
『グルッペン…まさか…！！』
目を見開いて金髪の彼の方を見る
こんな珍しい名前、そうそういない
あの国のあの方しか───
再度口を開こうとした時、白い手袋をつけた細く長い指が口元に当てられる
はっと顔を少し上げると金髪の彼は柔らかく、赤い瞳を細めて笑う
「しー…またいつか、正式にお会いしましょう。A様」
『！…はい』
そう言ってその方はパーカーの人に連れられて去っていった
これが私が初めて恋をした瞬間だった
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そると(プロフ) - ぱずるさん» ぱずるさん、コメントありがとうございます！上手く伝わって感動して頂けて作者としては嬉しいです…次作そろそろ出来そうなのでもう少しお待ちください！ (2021年8月13日 12時) (
レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
ぱずる(プロフ) - 完結おめでとうございます。紛うことなきハッピーエンドではありませんでしたが、そこもまた良く胸が締め付けられました。とても感動する作品をありがとうございました。これからもそると様の作品を楽しみにしております。 (2021年8月13日 11時) (レス) id: baac44fdeb (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - タユさん» コメントありがとうございます！悲劇の女王、的な感じで書きたかったのでそれが伝わってくれたなら嬉しい限りです！！ (2019年9月30日 20時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
タユ(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当に感動しました（ ; ; ）女王が可愛そうだったのと、ショッピ君の立ち位置が凄くいいなと思いました！本当にお疲れ様でしたm(_ _)m (2019年9月30日 20時) (レス) id: 98f6db82b1 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - きのこ(em推し)さん» コメントありがとうございます！zmさん落ち…同じ世界観…！めちゃくちゃいいじゃないですか…！頑張って書いてみます…！！ (2019年9月30日 16時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると
| 作成日時：2019年8月9日 13時
