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gr side
「───様、我々国より総統様、外交大使様がいらっしゃいました」
「通せ」
目の前の大きな茶色の扉が開くと、そこには名だたる共和国連合の長達が顔を連ねていた
「やっと来たかグルッペン殿。待っておったぞ」
「勿論、オスマン殿も遠いところありがとう。して、あの書記長殿はどちらに？」
os「本日は少々都合が合わず、欠席です」
「そうか…残念だが仕方ない」
「我々国の書記長殿のことだ。仕事も多く大変なのだろう」
「でもグルッペン殿直々に来られたということは共和国として参戦してくださるということですな？」
「これは、もう勝ったも同然じゃい」
機嫌良さそうに笑って話す彼らを見てから、ちらりと隣のオスマンへと目をやる
os「(…そろそろやんな)」
目線で肯定し、盛り上がっている空間を破るように咳き込む
gr「その件ですが、少し交渉をしたく今回来たのです」
「交渉？なんだ、言ってみよ」
gr「本来、このような迂拙な事で世界大戦を巻き起こす訳にはいきません。王政であろうと、共和制であろうと、各々の国家の自由でありそれを他国へ押し付けることは有害極まりないかと。」
オブラートが若干破れてるが…まぁオスマンの回す口調よりかはいいだろう(適当)
がたん、と音が鳴って一人の長が立ち上がる
「…ということは貴国はこの戦争に一切関与しないということですな？」
gr「あぁ。我が国からは援軍は出さない。勿論、物資輸送等々も行わない」
そう返せば更に別の若い長が答える
「ならば、貴国は私ら連合を相手にするつもりですね？」
os「相手にするとは一言も此方からは申してませんよ。あくまで関与しない、ということです」
「参戦要求への拒絶は我々への宣戦布告と何ら変わらない。それでも、まだその言葉を取り消さぬか？」
os「何も我々も交換条件なしに、とは言いません。今まで通りの貿易は続けさせてもらいますよ」
にこりと笑ってオスマンが仕掛ける
それに対し、相手は興奮して青筋の見えそうな顔で半分怒鳴るように返答してくる
「今まで通りに？ふざけるな！！"共和国"連合の一国としてやるべき事を担って頂きたい！！」
gr「いつ私が連合へ加盟すると言ったのだ？」
「貴国が共和国だからに決まっているだろう！」
os「それは返事になってませんよ。
冷たい深緑の瞳で問いただされ、相手はすっかり動けなくなる
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そると(プロフ) - ぱずるさん» ぱずるさん、コメントありがとうございます！上手く伝わって感動して頂けて作者としては嬉しいです…次作そろそろ出来そうなのでもう少しお待ちください！ (2021年8月13日 12時) (
レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
ぱずる(プロフ) - 完結おめでとうございます。紛うことなきハッピーエンドではありませんでしたが、そこもまた良く胸が締め付けられました。とても感動する作品をありがとうございました。これからもそると様の作品を楽しみにしております。 (2021年8月13日 11時) (レス) id: baac44fdeb (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - タユさん» コメントありがとうございます！悲劇の女王、的な感じで書きたかったのでそれが伝わってくれたなら嬉しい限りです！！ (2019年9月30日 20時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
タユ(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当に感動しました（ ; ; ）女王が可愛そうだったのと、ショッピ君の立ち位置が凄くいいなと思いました！本当にお疲れ様でしたm(_ _)m (2019年9月30日 20時) (レス) id: 98f6db82b1 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - きのこ(em推し)さん» コメントありがとうございます！zmさん落ち…同じ世界観…！めちゃくちゃいいじゃないですか…！頑張って書いてみます…！！ (2019年9月30日 16時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると
| 作成日時：2019年8月9日 13時
