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zm side
地下牢を脱して倉庫までの道を急ぐ
正直、グルッペンを連れて動けるか不安だったが
zm「…グルッペン」
gr「なんや」
zm「あんた、何食っとんねん…」
見た目通り、細っこい彼はくそ軽かった
お陰で抱えたままでも思うように動ける
Aさんに教わったルートで中庭へと向かう
流石、あの人が選んだだけあって敵兵の誰とも合わずに倉庫へと戻ってこれた
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
sya「ゾム！グルッペン！」
無事やったか、と声をかけながらシャオロンが駆け寄ってくる
が、グルッペンの足を見た途端一度静止する
sya「グルッペン、右足…」
gr「こんなん掠り傷や。それよりシャオロン」
sya「ん？」
gr「…頼んだ」
二人がほんの数秒、視線を交差させる
何も言わずに会話するようにしたあと、シャオロンはため息をつきながら首後ろに手を当てる
sya「わかった。あの人なら無茶するとは思っとったけど…」
gr「すまない」
sya「大丈夫や。あの人の面倒は俺が引き受ける。これでももう10年以上付き合っとるんよ？任せとけ」
gr「心強いより他ない言葉だ。ゾム、俺らは早いとこ帰るぞ。準備を進める」
zm「シャオロンは？残るんか？」
gr「あぁ。少し彼にはやることがある」
zm「…Aさんやろ。なら俺も」
sya「ゾム」
言いかけていた言葉をぐっと止め、喉の奥へと押し戻す
zm「…分かった」
渋々と了解し、馬に跨り倉庫を後にした数十分後
何キロも離れた本館は
大きな爆発音をあげ、高く黒煙と炎を出していた
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そると(プロフ) - すみれいんさん» コメントありがとうございます！よかったあぁあ！書けなかった分は皆様の想像にお任せしてます…ぜひぜひ次作も見てって！ (2020年1月18日 11時) (
レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 完結おめでとうございます！ 急に終わってビックリしましたが、この終わり方もハッピーエンドに含まれると思います！肺の病気拗らせてもそれまで幸せに暮らしていたと勝手に思っているので！笑 (2020年1月18日 10時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
てぃーぽっと(プロフ) - そるとさん» あ、絶対見ます(( (2020年1月17日 22時) (レス) id: b7d3855940 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - てぃーぽっとさん» コメントありがとうございます！まじですか！嬉しい限りです…次作は学パロに挑戦しようかな、と思っているので是非ご覧ください！！ (2020年1月17日 18時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
てぃーぽっと(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品、通知が来るたびにｲｪｪｴｪ！ってなってたので、ちょっと寂しい気もしますが( ；∀；)これからも応援してます！ (2020年1月17日 18時) (レス) id: b7d3855940 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると
| 作成日時：2019年9月30日 7時
