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貴方side
tn「ならよかった」
『ねートントン。ちょっと話したいんやけどいい？』
tn「ん、ええよ」
外にいた見張りの兵に彼を任せ、医務室の外へと出る
『あの子、有名なスラムの子じゃない？』
tn「あ、姉さんも知ってたんか」
『そりゃあ、ね。良くも悪くも有名やから』
時たま揉め事などを起こして自警団が取り締まっている、という程度にだったら彼については耳にしたことがある
なんでもあの辺り一帯じゃ最も身体、戦闘能力が高く、誰も彼に勝てないんだとか
『…ならさ、うちに彼を引き入れない？』
tn「何でや？そこまでせんでも…」
『彼には肉親がいない上に私ももうそんなに長くこの職を全うできない』
tn「…」
私は今年で23だ
できることならもっとやりたいが、体には限界がある
来年か、再来年あたりで引退してトントンの補佐にでも回ろうと考えている
それまでに私に匹敵、もしくはそれ以上の実力を持った人を見つけなければならない
『彼なら、ゾムなら私以上の能力を持ってる。引退までに特殊部隊の名に相応しい力にしてみせる』
彼の目を見てそう言うと、ため息をついてからゆっくりと口を開く
tn「分かった。けど何かあったらちゃんと報告してな？」
『はーい』
早速その旨を伝えようと医務室へ戻る
が、
「っA様！！申し訳ございません！！」
『どうしたん？』
「二人掛かりで止めたのですが…逃げられました！」
tn「なんやて…？！」
そこには月明かりに晒され、乱れているシーツと僅かに垂れる血が散乱していた
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そると(プロフ) - すみれいんさん» コメントありがとうございます！よかったあぁあ！書けなかった分は皆様の想像にお任せしてます…ぜひぜひ次作も見てって！ (2020年1月18日 11時) (
レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 完結おめでとうございます！ 急に終わってビックリしましたが、この終わり方もハッピーエンドに含まれると思います！肺の病気拗らせてもそれまで幸せに暮らしていたと勝手に思っているので！笑 (2020年1月18日 10時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
てぃーぽっと(プロフ) - そるとさん» あ、絶対見ます(( (2020年1月17日 22時) (レス) id: b7d3855940 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - てぃーぽっとさん» コメントありがとうございます！まじですか！嬉しい限りです…次作は学パロに挑戦しようかな、と思っているので是非ご覧ください！！ (2020年1月17日 18時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
てぃーぽっと(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品、通知が来るたびにｲｪｪｴｪ！ってなってたので、ちょっと寂しい気もしますが( ；∀；)これからも応援してます！ (2020年1月17日 18時) (レス) id: b7d3855940 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると
| 作成日時：2019年9月30日 7時
