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貴方side
『んじゃ、早速だけど今日は狙撃の腕を見さしてもらうよ。今はできなくてもええから取り敢えずやれるだけやってみて』
軽く説明をしながらカチッとリロードをし、練習用の銃を彼へと渡す
zm「…俺、狙撃は無理」
『大丈夫。一発だけ撃ってみて？』
渋々といった様子で銃を的の方へと構える
直径30センチにも満たない円形の的は500m地点から50mおきに立てられている
苦手と言っていたが…
『(そんなはずはないんだよなぁ…w)』
癖のある茶髪の隙間から的を狙う彼の緑の瞳はぎらりと光っている
あの類の目は今まで何度と見てきた
間違いなく、当たるときの目だ
ぱん、という銃声と共にトリガーは引かれ、的は綺麗に撃ち抜かれた
『上手いじゃん』
zm「…好きじゃないねん、これ」
手元にある長い狙撃銃を鬱陶しそうに目線で指してからカチッとリロードをして薬莢を床へと落とす
まぁ確かに身体能力があり、動き回るのが好きな彼は近距離の方が強いだろう
現にあのシャオちゃんと渡り合ったのだから。
そんなことを思っていると次々と彼は的を撃ち抜いていく
暫くして、3000m地点にかかりかけた時かちゃ、と重い銃をぶらりと下ろしてため息をつく
zm「流石にもう無理や」
『ん、了解』
狙撃銃を受け取り、彼には一度休憩に行かせる
「面白い子やんなぁあの子」
『…気配消さんといて。普通に怖いわ、大先生』
ふは、と抜けるように笑って彼は指の間に持っていた煙草を素早く消してから近づいてくる
『大先生もそう思う？』
ut「おん。素質があるどころじゃないわ」
『だーよねー…こりゃ私は近いうちにトントンの補佐にでも回って引退かなぁ…』
ut「Aさんならまだ大丈夫やろ」
『んー…女性は男性と違ってそうそう長く戦ってはいられないの』
本来、25歳ほどを超えたら普通なら結婚して子供を持って、というくらいなはずだ
ut「そーいえばAさんは結婚せんの？」
『この環境じゃ…ねぇ？w』
ut「俺がもらお((『よーし、ゾムー！やるよー』無視？！」
くすくすと笑って髪を束ね直し、んーと言ってふりかえる
『私が引退したその時に、考えたげる』
なんて笑って言うと彼は一瞬目を見開いてからすぐに目線を落とす
ut「…どうせ嘘なんやろ？」
『んー？さぁ』
ut「〜…はぁーわからんわ」
『ふはwわからなくていいよ』
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そると(プロフ) - すみれいんさん» コメントありがとうございます！よかったあぁあ！書けなかった分は皆様の想像にお任せしてます…ぜひぜひ次作も見てって！ (2020年1月18日 11時) (
レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 完結おめでとうございます！ 急に終わってビックリしましたが、この終わり方もハッピーエンドに含まれると思います！肺の病気拗らせてもそれまで幸せに暮らしていたと勝手に思っているので！笑 (2020年1月18日 10時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
てぃーぽっと(プロフ) - そるとさん» あ、絶対見ます(( (2020年1月17日 22時) (レス) id: b7d3855940 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - てぃーぽっとさん» コメントありがとうございます！まじですか！嬉しい限りです…次作は学パロに挑戦しようかな、と思っているので是非ご覧ください！！ (2020年1月17日 18時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
てぃーぽっと(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品、通知が来るたびにｲｪｪｴｪ！ってなってたので、ちょっと寂しい気もしますが( ；∀；)これからも応援してます！ (2020年1月17日 18時) (レス) id: b7d3855940 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると
| 作成日時：2019年9月30日 7時
