脅威のお師匠はあの人の姉貴【wrwrd】

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新年、明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします

はい！どもどもそるとです！

2010年代が終わり、とうとう2020年…！

皆さんにとって今年1年最高の年になりますように…！

それでは本編どぞ！

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tn side

「そっち行ったか？！」

「いや、ここにはいません」

「探せ、まだこのあたりにいるはずだ！！！」



os「ふぅ…全く諦めの人達やんな…なぁどうするん、トントン」

乱れた長く癖のある茶髪をかきあげながらこちらを見てくるオスマンの言葉に思わず唸る

tn「取り敢えず、応援が来るまで待機やな…あの数は相手出来ん、」

先程刺された左腕を止血しながらそう言うと彼も服の裾を引きちぎって手伝いをしてくれる

tn「っすまん…ちゃんと周りを見れてれば」

os「あんま喋らん方がええわ。傷深いし止めんとやばいやろ、これ」

tn「…ほんま、ごめんな」

どくどく、と止まることを知らないそれは未だに流れ続けた

「いたぞ！」

os「チッ…トントンはここにおってええよ。俺が行ってくる」

tn「いや、あの数はあかんやろ」

os「その傷じゃまともに戦われへんやろ」

tn「それは、っ」

「縄を持ってこい！こいつらも地下牢行きだ！！」

tn「こいつら"も"？」

os「…もう彼らの誰かも囚われてるんやろな」

状況は絶望的、という言葉以外当てはまるものがなかった

とても二人で相手しきれる数ではない

その上、各国精鋭部隊だ

今までの戦いで何度も名を上げてきた部隊達をここ数年戦闘経験のない元軍人二人では流石に厳しい

オスマンは持っていた剣を鞘から抜き取り、敵の方へと歩いていく

それとほぼ同時に発砲音が鳴り響く

急いで彼の方を振り返ると銃弾は彼の体を貫いて




いなかった



os「っ、…Aさん、？」

tn「姉さん、！！」

『全く世話のかかる弟達やんなぁ……まぁ間に合って良かったわ』

まだ僅かに煙の上がる銃口を下に向けにやりと笑う彼女の目の前で次々と人が倒れていく

撃たれていたのは彼らの方だった

os「Aさん、トントンが」

『分かっとるよ。今すぐにでも全員殺したい。けど、今はそんなことしてる場合じゃないねん』

os「…せやね」

『トントンを中庭倉庫に連れてって。そこにロボロ達がおる』

os「Aさんは？」

『私はあいつらの相手をしてくる。引きつけておくからさぁ早く』

os「わかった」



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