平和≠生徒会【wrwrd】 (ページ3)

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貴方side

『私は1年6組の宮橋Aです』

gr「あぁ知っているゾ」

『え？』

gr「昨日、新入生代表で挨拶をしていた首席だろう？」

『(…あぁなるほど)はい』

入学式には在校生の一部も参加する

音楽を奏でる吹奏楽部やボランティア、そして生徒会も全員出席だ

生徒会長である先輩が知っているのは当然だろう

gr「そこで君に頼みがあるんだ」

『？…自分にできることなら引き受けます。助けてもらった恩もありますし…』

gr「副生徒会長になってくれないか？」

『…へ、？』

副生徒会長？

私が？

『いやいやいや‼副生徒会長はいらっしゃいますよね？確か3年7組に…』

gr「トン氏は書記も兼任している。本来ならあり得ないのだが…他のも引き受けたくないと言っているんだ」

『だからと言って何故私に？』

gr「ちょっとした霊感だ」

にこりと笑って平然に言うが、生徒会に、というか副生徒会長になるなんて正直嫌だ

中学でも三年間、クラス委員長も任されその上、生徒会長をさせられた

今年一年は平穏に過ごしたい

『申し訳ありませんが…文武両道を高校で目標としているので委員会には入りません」

きっぱりと断る

流石に諦めるだろうと思ったが…

gr「大丈夫だ。俺達が責任持って面倒を見よう」

『ええええ…』

思わず落胆の声が出る

絶対面倒くさいって…(本音)

gr「一応生徒会の会員は全員最低一科目は上位10位以内に必ずいるゾ」

『……』

想像通り、頭がいい集団らしい

恐らく目の前にいる生徒会長も学年トップの成績なんだろう

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