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貴方side
かなり高いところまでやってきた
ゆっくりと滑空しながらまだ起きていない園内を見渡す
『貴方達はどこでやっているの?』
マルフィ「あの場所です」
指差したのはホテルハイタワーすぐ近くの広場
『へー…なるほどね』
このパークはかなり広いようで森の向こうに更にもう一つ、パークが見える
マルフィ「ラネド様」
『様、いらないよ』
マルフィ「…じゃあラネドさん」
『いいってば。普通に接して』
マルフィ「…本当にいいんですか?」
『いいよ。というかもう気づいてるんでしょ?』
そう言うと少しばかり目を見開いてからまたあの微笑みになる
マルフィ「かもしれないね」
『怖い怖い。勘づくのがほんとに早い』
マルフィ「偶然さ」
『当然の間違いじゃなくって?』
くすりと笑って私もそう返す
『ま、取り敢えず戻ろっか。Vも心配するだろうし』
マルフィ「あぁ」
二人でもう一度、風を切るように翼を羽ばたかせ
ハイタワーの屋上へと降り立った
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かち、かちと左右に揺れる振り子時計
ゆったりとした静寂が共有スペースに流れる
Vやスキャターを含めた8人がリクルーティングへと向かった
今日の非番はエイトフット、アップル、ハーデス、ヴェールだ
このままここで日向ぼっこをするもいいが、流石に暇だ
確かこの建物には書室があったはずだ
何か面白い本が見つかるかもしれない
そう思いながら三階へと上がっていった
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そると(プロフ) - るかさん» コメントありがとうございます!ほんとに嬉しいです!これからもお付き合い下さい (2019年3月18日 7時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - 卒業おめでとうございます!いつも楽しみに読ませていただいてます!これからも更新頑張ってください! (2019年3月18日 7時) (レス) id: f07146a3d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そると | 作成日時:2019年3月6日 16時