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貴方side
Vのその言葉に全員が私へと注目をする
私は自嘲するように笑って答えた
『そんなの決まってる。私はもう去るよ』
ファージャ「何でや!!」
ホック「ここにいたほうが安全だ」
ジャック「僕達だってラネド様を守りますよ!」
『管理人の力をナメない方がいい。正直V、貴方でも勝つのは厳しいでしょう?』
くすりと笑ってそう問えば肯定を意するかのように黙って彼は俯いた
『奴らは人間の記憶から物語1つ消す事も人物1人消す事も容易にできる。…貴方達や貴方達のマスターとてそれは変わらない』
ヴェール「そんな…」
『大丈夫。あと一週間弱をここで過ごすか外で過ごすかの違いよ。今まで短かったけれどありがとう』
そうとだけ言ってくるりと振り向き、玄関へと向かう
マルフィ「ラネド!待っ」
『マルフィ、エイトフット。』
声が震えぬように深呼吸をしてから振り返らずに声を上げる
『貴方達二人はマスターから譲り受けたとても良い"能力"を持ってる。他者にはない洞察力と優れた推理力。それはいつかきっと役に立つ』
『どうかこの先、ヴィランズの先駆けとして頑張って』
空間が沈黙で包まれている中、私は急いで扉を開けホテルハイタワーを後にした
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そると(プロフ) - るかさん» コメントありがとうございます!ほんとに嬉しいです!これからもお付き合い下さい (2019年3月18日 7時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - 卒業おめでとうございます!いつも楽しみに読ませていただいてます!これからも更新頑張ってください! (2019年3月18日 7時) (レス) id: f07146a3d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そると | 作成日時:2019年3月6日 16時