Prolog ページ1
昔々あるところに
若い王と美しい王妃が治めている国がありました
ある日、この王国に可愛らしい皇女が生まれ、国中の人々がその皇女の誕生を喜び、祝福しました
皇女の誕生日には毎年、この祝賀会が開かれていました
月日は流れ、迎えた16回目の誕生祝賀会
前日の夜、夢で皇女は1羽のミミズクと出会いました
赤い目のミミズクは彼女に向かってこう告げました
「今宵、月が沈む時貴方は私の魔力で死ぬ」、と。
ただの梟の戯言だと皇女は気にも止めていませんでした
時が経ち、祝賀会も終わりに近づいた頃
西の空では三日月がちょうど沈もうとしていた
その時だった
城中の蝋燭の火が全て消え、真っ暗な闇夜に1羽のミミズクが降り立った
「約束の時間です、お姫様」
そうミミズクが言うと三日月は沈み
皇女は静かに永遠の眠りについた
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そると(プロフ) - るかさん» コメントありがとうございます!ほんとに嬉しいです!これからもお付き合い下さい (2019年3月18日 7時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - 卒業おめでとうございます!いつも楽しみに読ませていただいてます!これからも更新頑張ってください! (2019年3月18日 7時) (レス) id: f07146a3d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そると | 作成日時:2019年3月6日 16時