暗殺者の失敗【wrwrd】 (ページ7)

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貴方side

ｺﾝｺﾝｺﾝ
ut「邪魔するで～」

rbr「邪魔するンなら帰って～」

ut「はーいって何でやねん！」

関西独特のノリについていけず、ぼーっとしているとトントンから声がかかる

tn「ワンザさんは此方の席にどうぞ」

と言うトントンの横を素通りしてグルッペンへと突っかかる

『…おい』

gr「何だね」

『俺はここにいなくてもいいだろ』

メンツは明らかに幹部、つまりこの国のトップの会議

俺がいる意味が分からない

gr「実は君にもとある役職を任せようかと思ってね」

『役職？』

gr「次の戦争の先駆け部隊の長をして欲しいのだ」

『先駆け、か…』

先駆け

それは戦いの場において最前線で敵と交戦する部隊の事

生還するだけで名誉が上がる

何故なら殆どの場合、戦場で華として散ってゆく

自分の体、命を捧げて敵国攻撃の初手を止めるのだ

『…要件はそれだけか』

gr「まァそうだな」

『なら俺は部屋に帰る』

後ろから飛んでくる幾らかの罵声を無視して会議室を後にした

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