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貴方side
あの日の翌晩
結局ジョーはアースラ様からの招集により、誰よりも早くここを発つ事になった
荷造りを終え、もう外へ出ようとしていた
V「じゃあ帰路は気をつけるように」
エイトフット「おいミスター…俺別に子供じゃないんだが？」
スキャター「うう…寂しいです。また是非お仕事をご一緒させてください！」
エイトフット「へーへー」
ダルメシア「じゃあな！エイトフット！！」
ジャック「後は任せて！」
アップル「トランプなんかじゃ頼りないですね」
ジャック「なんだと…！！」
マルフィ「こらこら喧嘩はやめてくれ」
『……ジョー』
エイトフット「A…その…」
『海岸まで送っていくよ』
エイトフット「…おう」
マルフィ「うぇるうぇる…私はここで君と別れの挨拶をしよう」
どうやら邪魔のようだからね、と小さく呟いて彼はジョーと二言三言かわした
エイトフット「じゃ行くぞ」
『うん』
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────────
─────
ざばりざばりと白波立つ海
とうとう海岸に着いてしまった
細い三日月の光が私達と海を照らす
エイトフット「…お別れだ、A」
『うん…』
エイトフット「この二ヶ月間ありがとな」
『うん…』
エイトフット「お前と会えて本当に良かった」
『うん、っ…』
顔を俯け、涙を消す
彼とは笑顔で終わると約束したから
『こちらこそ、ありがとうジョー』
エイトフット「あぁ」
哀しそうに、だけどもどこか吹っ切れたような笑顔を私に向ける
そしてゆっくりと近づいて耳元に口を近づけ、こう落とす
エイトフット「また来年会おう。再来年もその先もずっと」
『っはい！！』
私が発したこの返事は
ウミネコの声にも
波の声にも
かき消されることなく
彼の耳へと届いた
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そると(プロフ) - 机の上の靴さん» コメントありがとうございます！そう言って貰えるのが何よりも嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年5月14日 9時) (
レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
机の上の靴(プロフ) - すごく面白いかったです！最高の作品をありがとうございました！！ (2020年5月6日 9時) (レス) id: da06bfb863 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると
| 作成日時：2019年1月12日 6時
