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貴方side
アラビアンコーストに着いた頃、ごーんと鈍い鐘の音が辺りに響いた
『合図、来たよ』
マルフィ「それじゃあ私とヴィジーユは空から偵察を、ホック、アップルは地上から、それと残り二人は待機を。合図を出したらすぐに来てくれ」
ジャック「了解！」
ハーデス「気をつけてね、ヴィジーユ」
『ええ。ホックも頑張って』
ホック「あぁ。ありがとう」
軽く挨拶を交わしたあと、杖に跨って空高く上がった
後ろから翼の音も聞こえてくる
マルフィ「それじゃあ行こうか。目処は立ってるかい？」
『んー…』
目を瞑り、魔力の出具合を確認する
『……ポートディスカバリーかもしれない』
マルフィ「ならまずはそこから行ってみよう」
向きを変えて辺りに警戒しながら飛行していく
丁度火山を通り過ぎた頃、真上からマルフィではない翼の音が聞こえてきた
マルフィ「‼A！」
『ｯ!』
間一髪の所でくるりと避けることができた
「やっぱりアンタらは空からやったか…」
『大丈夫、私らだって貴方の事は警戒してたから。ファージャ』
ファージャ「そりゃ、嬉しいわ…でもなぁヴィジーユ」
彼女の長いドレスの下からは似もつかないような鉤爪がぎらりと光った
ファージャ「ここで終わりや」
『…マルフィ。行って』
マルフィ「あぁ。頼んだよ」
マルフィは私達の更に上を飛んでポートディスカバリーへと向かった
ファージャ「なんや、一対一かいな。あんたらしくないんやない？」
『いいの、これで。私の目的は貴方をここで蹴落とすことだから』
こっちの杖の宝玉もぎらりと月明かりを反射した
ファージャ「なら遠慮なく暴れさせてもらうわ」
『ええ、どうぞごゆっくり』
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そると(プロフ) - ルナさん» コメントありがとうございます！それは私の確認ミスでした…すみません。楽しんで頂けたのなら幸いです！ (2019年11月9日 6時) (
レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 序盤を見て少し気になってしまったのですが、まさかは真逆とは表示しません。真逆(まぎゃく)と読むだけです。ストーリー性はとても良くて、どんどん見入ってしまいます (2019年11月7日 9時) (レス) id: 381a12205a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると
| 作成日時：2018年12月14日 18時
