クローバークイーン【ヴィランズ手下】

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貴方side

ｶﾞﾁｬ
『ダル〜どう？』

ダルメシア「似合ってるよ！」

下にはダルとマルフィ、ハーデスが既に待機していた

全員、今日のシフトがある人たちだ

マルフィ「うぇるうぇる…よく似合ってるね」

ハーデス「その格好だと本当に男みたいね」

『よく言われる』

ダルメシア「…A、その首のは？」

『これ？』

ダルメシア「それ！」

ダルが指していたのは首の右側にある、クローバーのマーク

普通、トランプから人にすると兄さんのように右頬に現れる

でも僕の場合、過誤のせいで首に出てしまう

そう説明するとダルも納得したような顔をした

マルフィ「でもその方が綺麗な顔が全てさらけ出せるじゃないか」

『普通の方が僕は良かったよ』

肩をすくめてそう言うとハーデスも口を開く

ハーデス「私はハートよりそっちのほうが好きだわ」

『ありがとう、ハーデス』

ｶﾞﾁｬ
「あまり今日は揃っていないな」

ダルメシア「りんごー！」

すぐに背を向けてハーデスの裏に隠れる

『ハーデス、ちょっとこうさせて』

ハーデス「…ご勝手に」

ダルメシア「朝ご飯は？」

アップル「もう向こうに用意してある」

ダルメシア「やったー！A！食べよう！」

ダル、今呼ばないで

アップル「随分と奇妙な名前を持っているんだな」

『ﾊﾞｯ煩い！！…ぁ』

マルフィ「ｸｽｸｽすぐに釣られるね、君は」

『釣られてない…はず』

ハーデス「釣られてるわね」

『はぁ…』

ため息をつきながら毒林檎を避けて朝ご飯を食べに向かった

アップル「A」

『その名前で呼ぶな！！』

アップル「面白い反応をするんだな」

『煩い！！』


マルフィ「仲がいいね、二人とも」

ハーデス「そうね」

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