20 ページ21
貴方side
『んーっ！』
屋上で大きく背伸びをしながら今日の事を思い返す
ポーズや口上も予想以上に反応が良かった
大勢の前でこういうことをするのは苦手だったけれど、このリクルーティングでそこは克服できそうだ
「おやおや。Aもここにいたんだね」
『あ、マルフィ！』
マルフィ「お疲れ様」
『お疲れー！』
マルフィ「Aも夜風に当たりに？」
『そうだよ。マルフィも？』
マルフィ「あぁそうだよ」
二人並んで屋上からシー全体を見渡す
マルフィ「今日は楽しかったかい？」
『うん！とても！』
マルフィ「それはよかった」
暫くの沈黙が続く中、遠くから1羽の鳥が此方へと飛んでくる
『…え』
マルフィ「どうかしたのかい？」
『いや、この子が私を呼んでる気がして…』
鷹だった頃はユー様達とは勿論、他の鳥や動物ともコミュニケーションは取れていた
てっきり人間になってからそれは無理だと思っていたがどうやらこの能力は健在らしい
マルフィ「鳥の声が聞こえるのか？」
『鳥も動物も話せるよ。ただ鷹の時だけかと…』
マルフィ「それでこの子はなんて？」
どうにか耳に神経を高め、彼女の声を拾う
「……ガ……ヲ……ホシイ」
『もう一度、言ってみて』
「ユーサマガ…アナタサマカラノ…レンラクヲ……ホシイ」
少しぎこちない文だが十分に内容は聞き取れた
ユー様が私からの報告を欲しがっている
思い返せば此方へ来てからユー様に連絡をしていなかった
『わかった。ありがとう、気をつけて帰って』
「ﾋﾟｰｯ!」
-*- -*- -*- -*- -*- -*- -*- -*--*- -*- -*- -*- -*-
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 131人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そると(プロフ) - 美桜さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします┏○ (2018年10月17日 22時) (
レス) id: 555986c520 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - いつも楽しみに読ませていただいてます！定期考査頑張って下さい！！ (2018年10月17日 20時) (レス) id: 62587d03e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そると
| 作成日時：2018年10月5日 0時
