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第2話 ページ4

貴方side

『手前ェ…夏目!!!』
夏目「だーかーらー下の名前で呼べっつっただろ?」
『誰が呼ぶか莫迦め』
夏目「ま、いいや。今回は太宰さん達からAを始末するように云われてきたからね。その命頂戴するよっ!!」

有無云わせずサッと切りかかってくる夏目。

でも幹部長補佐幹部は伊達じゃない。

大きく飛び退き難なく攻撃を避ける。

夏目「チッ」
『僕の任務を邪魔することは即ち僕等の首領に逆らう事同然と見做す!!“黄昏時"』

大きな夕焼け色の触手が夏目目指していった

夏目「"こころ"!」

夏目はそれを躱して何人も人造人間を作り出した。
これが夏目の異能力。

身体・精神能力を落とす事なく人造人間を何体も作ることができる。
ただ長時間出現させておくことはできない。

夏目「龍星剣術!」
『"黄昏時・金色の舞!"』
?「そこまでだべー」

ザーッ
僕等二人とも触れられると人造人間も触手も消えた。

?「こらA!首領から攻撃は出来る限りしないって云われてたでしょう!?」
『うげっ…菅原さん…』
?「駄目ですよ。Aは首領から命令ってものしか守らないんですから」
『京治…然りげ無く貶さないで』
菅原「兎に角帰るよ。潜入捜査はもう終わりらしいべ!」
『判りました。クルッ夏目…次は手前を切り刻む』
夏目「それは此方の台詞だな。」

それだけ云うと夏目は窓から飛び降りた。
多分下に迎えが来ているのだろう。

赤葦「取り敢えず本拠点に戻りますよ。首領達も心配していましたし」
『御免…』
赤葦「まぁいいです。間に合って良かったニコ」
『ありがと京治』
杠葉「あの」
『ん?』
杠葉「お前ら誰なの?」
赤葦「A説明してなかったんですか?」
『首領から最終日にするように云われてたから。』
赤葦「ハァ…俺達はマフィア"ナイトメア"。俺は幹部の赤葦京治です。」
菅原「同じく幹部、菅原孝支!」
『各幹部長補佐幹部、黒宮Aです。以後お見知りおきを。』
先生「ナイトムーン!?まさか…」
『先生。其れ以上今此処で云うと殺しますよ?ニコ』
先生「っ…」
『僕達はこの辺でお暇します。では。』

それだけ云うとは辺りは煙に包まれた。
そしてその霧がすっかり消える頃、僕達の姿は其処にはなかった。

代わりに置かれた一輪の鬼灯の花が置かれていた。

華南「鬼灯…?」
杠葉「確か此れの花言葉…」
華南「偽り、誤魔化しだよ。Aなりの謝りなのかもね。」

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作者名:そると | 作成日時:2018年3月1日 14時

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