リクエスト 彼氏自慢 ページ2
｢それでね、康一君ったら制服のボタンが第一ボタンからズレてて…｣
『へぇー、ドジだなぁ』
ある日の放課後、例の喫茶店で由花子さんと会話に花を咲かせていた。彼女とは恋愛相談の仲から恋話仲間と進展し、月に一度はこうして恋人との付き合いやキュンとした出来事を語り合っている。意見がぶつかり合うことは無く、穏やかに会話は続く。そして今日もそうなるはずだった…。
『仗助の照れ隠しするところ可愛いんだよなぁ』
｢あら、康一君も手をつなぐ時見せる笑顔はラファエロの描く天使のように可愛いんだから｣
『…知ってるか、アイツの下着の右下には小さく白の碇マークがあるんだぜ?』
「康一君の今日の下着の柄は水色に赤のピースマークの並びね」
『……』｢……｣
今まで気にしてこなかったが彼女、僕がまだ仗助の事をあまり知らないと思っている。それにこのままでは恋人としてのプライドが許さない。なんだか闘志が湧いてきたぞ…。付き合いが長いのは彼女の方だがそんな理由で負けるわけにはいかない。
｢彼氏自慢対決と言ったところかしら｣
『そのようだな』
先ほどの喉かな雰囲気はどこへやら、ピリピリとした空気が辺りを包み込む。
｢基本データは知ってて当たり前よねぇ? 身長157cm、体重39.5kg、出生時の体重は2325g。誕生日は1984年3月28日牡羊座。悪癖は左足の靴下を裏返しに履くこと!｣
『身長180cm、血液型はB型。1983年生まれの双子座。胸元の制服のピースマークとハートマークは右読みでLOVE&PEACEの象徴。趣味はTVゲームとプリンスの音楽鑑賞!』
凄い‥流石はあの山岸由花子、一筋縄ではいかないようだ。まさか出生時の体重まで知っているだなんて敵ながらあっぱれだ。もし兄さんに自分のことを聞いたらどんな回答が帰ってくるのだろうと頭の隅で考える。息を切らしながら次の話題へと移った。
『夕暮れ時、別れ際のハグとキス。カッコイイ容姿に綺麗な青色の目。正義感溢れ、老若男女誰にでも明るく人当たりのいい性格』
｢毎朝手をつないで登校、昼食は手作り弁当。普段は気弱だけどやる時はやる強い男。私が醜い顔を見られるのを拒むのなら、自分の目を潰して見えなくしてほしいと言う素晴らしい人よ｣
『僕だって仗助なら兄さんに逆らってでも目の前で熱くキスしてやるさ!』
徐々にその言動に恥ずかしくなり互いに顔を赤らめる。その後、物陰から2人の様子を目撃していた彼氏たちに無言で抱きしめられた。
｢そうだな、赤ん坊のお前は『もういいよ』
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(*´ー｀*) - 続き楽しみにしてます！m(_ _)m (2018年3月4日 9時) (
レス) id: 4de10ffa38 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 狛さん» おいしかったれふ←ありがとうございました！ (2017年5月8日 4時) (レス) id: 761ec25d91 (このIDを非表示/違反報告)
狛(プロフ) - 林檎さん» リクエストありがとうございました (2017年5月7日 23時) (レス) id: d0725596d6 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 番外編おめでとうございます！リクエストですが主人公と由花子ちゃんがお互いの彼氏自慢してるところがみたいです← (2017年5月7日 22時) (レス) id: 761ec25d91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Daddy | 作成日時：2017年5月7日 19時
