決勝戦前夜ー御幸サイドー ページ37
「これにより明後日の決勝は帝東高校と鵜久森高校に決まりました」
全国各地で代表校が決まっていく中
東京は東西ともにあと一戦
「群馬からはセンバツベスト4の白龍高校」
白龍も甲子園行きを決めた
ﾌﾞｯ…
御幸「…？」
ぱかっ
美馬 総一郎
決めたぞ
甲子園で会おう！
御幸「早！」
山守学園と巨摩大も決めている
沢村「降谷」
降谷「…？」
沢村「明日は初回から準備しとくからな
安心して飛ばしていけ」
降谷「ﾆｺ…わかった
必ず繋ぐから」
沢村「おっしゃ突っ走れ！！」
こいつらも覚悟を決めてる
ノリの想いも伝わっている
「もっと大きく」
「魂を解放させよう」
俺たちのために真っ暗なグラウンドで応援の練習をしてくれている仲間たち
麻生「…！」
スタメンを決めた者
前園「はい！！みんな気合い入ってます！！」
純「大阪で待ってるぜ」
明日のことを報告しにいく者
梅宮「まだ練習してるよ？待ってるんじゃない♪」
夏川「早く行ってあげなよ♪」
って、帰り際にこそっとマネジャーに言われてた
誰もいないはずの室内練習場には灯りがついていて
ﾊﾟｽ…！
ﾊﾟｽ…！
ボールがネットに当たる音は今にも擦り切れそうで
音だけでもわかる進化した球威
そのピッチングに
御幸「ｯ…///」
その凛とした横顔に
つい見惚れてしまった
御幸「まぁだ こんな時間まで投げてたのかよ」
俺の声でやっと気づいた
少し肩で息をしていた
A「…？」
ちゃんとお前にも話さねぇとな
御幸「付き合うぜ？ピッチング」
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作者名：春春 | 作成日時：2021年9月29日 22時
