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隠し事ー御幸サイドー ページ3

倉持「でよー、あの野郎の背中に書いてやったぜー!風呂の時が楽しみだ!笑」

御幸「ハハハー!やめてやれ 笑」

倉持は寝ている沢村の背中に1と書いたらしい…笑
確かにあいつの反応は楽しみだ



由宇日「ほんとあんたって奴は!笑」

A「あんたが先輩じゃなくて良かったわ!笑」

この2人も笑っていた



御幸「お前のところにも来たんだろ?」

A「うん。ようやくスタートラインに立てたって意気込んでたよ。」

エースナンバーを貰った沢村はすぐにAのところに報告に行っていた




A「あの子は大丈夫?」

きっと降谷のことを気にかけているんだろう

由宇日が背番号貰った時も
ポジション争いしていた後輩の震える背中を摩っていたのを見かけた


小さい時も輪に入りにくくしている子を見かけてると話しかけたり
そういうところは昔から変わらない




御幸「大丈夫だよ、あいつなら。こんなことで立ち止まる奴じゃねーよ。」

むしろこの経験をバネに…俺はそう願っている






倉持「そーいや、お前らはコールドで勝ち進んでるんだろ?松瀬を代走に使うなんて贅沢だな!笑」

A「少しでも感覚取り戻したかったし。次勝てば準々決勝だから今までみたいには行かないかもね」


Aが出ないことで東京、いや、全国でも話題になっているらしい

それでも、ソフト部は夏予選でコールドで勝ち続けていた
この前の試合でAは代走として試合に出たみたいで、少しは調子良くなっているのかと安心していた

だけど、目の下のクマは気になる…









御幸「失礼します」

練習後野球ノートを貰いに監督室へ入った
予選のトーナメント表も決まり、稲実と当たるのは決勝
去年と同じ当り方になる

その前に…





太田「まさか由良総合と同じブロックになるなんて!」

片山「榊監督またこっちに戻ってきてくれるなんて」

片岡「また戻ると言われた時は驚いたよ」

シード権があるから初戦は少し先になる
俺たちのブロックにいる由良総合学校
青道前監督がいるところだ
そんな話をする中、時計をチラチラ見ている片山監督





ガチャ…


高島「遅くなりました」



今日はAの姿はなかったし
付き添いに行ってたのかな

だけど、その表情を見ると嫌な予感がする





片山「…どうでしたか?」

高島「肩の炎症と萎縮はだいぶ良くなっているみたいですが……」




御幸「…!!!」

嫌な予感は的中していた

そんなことを隠していたのか…

希望と絶望→←1番 ー沢村サイドー



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作者名:春春 | 作成日時:2021年9月29日 22時

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