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休憩中…
莉実「ちょ、…！！！」
長谷川「何？どうしたの 笑」
水分補給の準備をしてくれた由宇日が慌てた様子で戻ってきた
「由宇日先輩置いてかないでくださいよー！」
一緒に行ってた後輩が慌てて追いかけてきた
莉実「食堂行ったらテレビで夏の予選の試合してて！」
長谷川「こらこら…笑」
莉実「1アウトランナー三塁、外野に越えそうだった打球を倉持が止めたんだよ！！」
そんなの無視で興奮気味で実況説明…笑
今日野球部は準決勝
相手は春に負けた市大三高
タフな試合になることは予想される
沢村「必ず勝って帰ってきます」
朝出会った沢村くんはとても頼もしかった
試合前にも色々試していたみたいだし
今日勝てば決勝戦は観に行ける
負けるなんてこれっぽっちも思ってないけど、
やっぱり試合内容は気になる…
「お前たち」
由宇日「げっ…監督」
片山「おいおい… いちゃ悪いのかよ 笑」
後ろには夏休みの受験対策授業をしていたはずの監督がいた
片山「昼の練習時間が長くなるか短くなるどっちがいい？」
ソフト部「…！？」
片山「これからさらに暑くなるかなるなー」
さっきから…いや、朝から時計をチラチラと確認している
監督が問いかけの意味は分かる
だけど…
A「今はまだいいです」
ソフト部「…！？」
少し驚いた顔でみんな見てる
A「あと少しだけ…守備と走塁のことで確認したいことがあります」
私たちにだって譲れない夏がある
全国の切符を獲ったからって現状に満足はしない
この時だって必死に練習しているチームが沢山いる
どのチームよりも貪欲に我儘に
悔いのない最高の夏を過ごすために
目指す目標はただひとつ
片山「ﾌｯ…わかった。それが終わったら昼休憩にしよう。」
ソフト部「はい！」
片山「由宇日ちゃんと集中しろよー？笑」
由宇日「してますよ！焦」
ソフト部「…笑」
ーーーーー同時刻神宮球場
主審「ストラーイク！」
" 140�� "
沢村「…！！」
青道スタンド
「きたー！大台！」
「あの沢村が140…」
「あれが栄純！？ワシの孫の栄純か！？」
きっと私たちを驚かせるようなドラマがあって
御幸「沢村！！打順1番からだぞ！！」
競技は違っても
この時、この一瞬、
同じだ目標に向かって
必死に戦っている仲間たちがいる
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作者名：春春 | 作成日時：2021年9月29日 22時
