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始まったばかり ページ13

準決勝___


5回裏1アウト1.2塁
前の回で日出がスクイズで先制
1ー0のビハインド






片山「代打、松瀬」




佐々木「頼みました…!」

そう言った佐々木は少し悔しそうにしてた








「Aいけー!!!」

仲間が大きな声で背中を押してくれている






正直、まともに試合に出てない私がこんな大事な場面に自分が出ていいのか
後ろめたい気持ちもある








御幸「どんな事情があろうとどんな状況でも
こいつならって思って監督は選手に託す。
だから、お前も選ばれた時は堂々とプレーしろ。」


別の舞台で戦う友に言われた言葉を胸に







片山「ずっと出たかっんだろ?舞台は整った。
今まで分も全部ぶつけてこい…っ!!」

ここが正念場
監督も自分に託してくれた




相手だって満塁でクリーンナップに持っていきたくないはず
バッテリーは必ず勝負してくる






3ボール2ストライクまで持ってきた





ドクンドクン!

鳴り響く鼓動


緊張感もある
だけど、うずうず





…わくわく?








A「スゥー…」

高まる気持ちを抑えるのに必死な自分がいる









「ここで打ったら俺ヒーローじゃん」

イチローが言ってたことを思い出す

あの時はすごいって思ってた













ギュッ…!



だけど今ならその気持ちがわかる


来るなら、来い…!

仲間の想いも全部
戦力となれ!!!












カキーーーン!

久しぶりに感じた仕留めた感覚












A「飛べ…!」

空へ放たれた打球に向かって祈った










「「ゔぉぉお!!!!」」








解説「由宇日選手セーフです!
松瀬選手の一本で試合をひっくり返しました!!!」



莉実が勝負をかけて2-1に
これが決勝点となった



ーーーーーー

準決勝後___






片山「明日、お前をDHとして使う。」



A「…?!」

驚いて何も言えなかった








片山「決心が着いたよ。お前があの打席で自分の力を証明したんだ。胸張って打席に立て。」

そう言って監督は微笑んだ




A「はい…!」








そして、決勝戦









カキーーーーン!!!








解説「これは…!?…先頭打者ホームラン!!!
松瀬選手自ら先制点を獲りました!」



ここがゴールでもない








「かっこよすぎだろ!キャプテン!」

「ナイスホームラン!」

迎入れてくれる仲間たち
喜ぶのはまだ早い








A「さ、ここからだよ!」

まだ始まったばかりなんだ

勢いー御幸サイドー→←復活ー御幸サイドー



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作者名:春春 | 作成日時:2021年9月29日 22時

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