検索窓
今日:4 hit、昨日:11 hit、合計:41,070 hit

チームのこれから ページ10

A「あれ...」




まこちゃんと子どもの顔を見て、すぐ練習に戻ってきたけど
練習はまだ始まっていないようで
皆グラウンドの隅で集まっていた




A「お疲れ様です...」

みんなのところへいくと






「...」







市川「松瀬、もう大丈夫なの?」

A「はい...もう大丈夫です」





なんだろう
ひとつわかることは、みんなの表情が暗い





市川「今、チームのこれからについて話してたところ。松瀬、このチーム勝てると思う?」

A「え...」


市川「全国取れると思う?私は...





...勝てないと思う」





A「!!!」



正直、大会中に話すことじゃない
だけど、市川先輩の目はまっすぐ先を見据えていた


キャプテンが感じているチームの危機
これを乗り越えられないと本当の勝利はない


これが市川先輩の考えなら
チームに問いかけているのなら





A「私も市川先輩の意見と同じです」


「ちょっと、松瀬ッ」

先輩の前でこの発言
さすがに1年は焦ってるけど


A「選手個々の能力は引退した3年生にも劣らないと思います。だけど...大会中の試合がこのチームの弱さを示していると思います。

勝っただけで満足するレギュラー、他人の力に頼ってるベンチ。」



2年生「あんた、さっきから好き勝手言ってさ。あんたのせいで...A「3年生は私のせいで負けました」




「!!!」


市川先輩の以外は驚いた目で私を見ている



「先輩の言う通り、自分のせいで全国に行けなかった。決勝戦...あの日の事は一生忘れることはないです。あんな凄い人たちに今までついてきた思い入れもあるでしょう。

だけど、もう...力でも心でも引っ張ってくれる3年生はいません。その事にいい加減気づいたらどうですか?」



「お前!!!」

溢れだした怒りをぶつける先輩
なにも言わず私を睨みつける先輩


A「この悔しさを...!晴らすのは残された私たちにしか出来ないんですッ...
批判なら受けてたちます。それがチームのためなら」




「自分だって、練習サボってるくせに。そんなにレギュラーが偉いのかよ...」

力なく笑う先輩



A「でも、あんたたちベンチはそんなやつにレギュラーとられてる。

そんな他人任せなベンチにこの座を取られる気なんてしません。
悔しかったら取りにこいよ‼」





何があっても

もう...









A「負けない...!!!」

本音 ー市川サイドー→←誕生と覚悟



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.1/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
49人がお気に入り
設定タグ:部活 , 恋愛 , 御幸一也
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しゅんしゅん | 作成日時:2020年6月28日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。