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背番号の意味 ページ7

ブン...

ブン...



秋は投手として戦えない
そらそうやな...
マウンド立てない投手なんて必要ない

だけど
こんな自分にもう一度チャンスをもらえた
直接戦えるチャンスを




背番号4
たとえ投手として必要とされなくても
それがチームのためなら...
勝利のためなら...








逆にシンプルで余計なことを考えなくてもいい



なんだってする
自分が試合に出ることで出れない人がいる
あの借り返すためにも




A「はあ...はあ...」








" レギュラー取れたから、もうそれで良いってこと? "

" 何それ?私たちあんな奴にとられたの? "

" 他のメンバーに示しつかないでしょッ… "



たとえ周りに理解されなくても





やるべきことはわかってる






御幸「夜遅くまでご苦労さん」

ここ最近自主練の場所が御幸とかぶる
というか...



A「ここ私の場所なんだけど。」

御幸「感じわりー 笑」

A「...この前はありがと。上着助かった」

御幸「なーに?珍しく素直じゃん
ま、また風邪引かれても困るからな 笑」

A「なッ...」




上着を借りた...あの日から...
自主練する度になにかと付きまとわられいるような
おかげで先輩の呼び出しもなくなった気がするけど


御幸「この秋投げ...A「投げないよ」


御幸「...」

A「マウンドに立てない奴に大事な試合任せられないでしょ。それくらい、あんただって分かってるでしょ。

そんなこと背番号貰った時点で分かってる。」




御幸「...フッ 分かってるじゃん、自分の置かれている状況。
ま、明日から大会なんだからよ!ささっと帰って寝ろ。」





いよいよ明日から始まる





絶対に









A「負けないから」



ーーーー

市川「いくぞー!!!」

「「おぉぉぉおー!」」


新人戦
選抜をかけた戦いが始まる
勝つしかない一本道




絶対に勝つ!!!

見えていない ー市川サイドー→←なんで ー御幸サイドー



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作者名:しゅんしゅん | 作成日時:2020年6月28日 10時

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