検索窓
今日:25 hit、昨日:11 hit、合計:41,091 hit

投げてこい! ー御幸サイドー ページ42

御幸「A、インコース投げるの怖いか?」

A「ッーーー!」

インコースに投げ込もうとしている
だけど、体が気持ちに追いついていない





倉持「おいっ...!お前」

倉持が焦るのも分かる
だけど、ここで逃げてたらAのためにならない



御幸「嫌なら別に投げなくていいんだぜ?選択肢は与える。だけど、決めるのはお前だからな」

お前は逃げる選択をしないだろ
野球をしてた頃、思い通りにいかなくて、嫌でもしんどくても泣きながら練習して
自分から逃げることが一番嫌いなお前だから




御幸「今までたくさんの試練越えてきただろ?大丈夫、お前はひとりじゃない。気合い入れろよ、相棒」

俺にできることはお前を信じてやること






ブン!!!



4番のキャプテンも全力でスイングしてくる
この人だって、監督だって、お前の成長を信じてる
全力のプレーで答えようとしてくれてる





際どい球カット、外しにかかったチェンジアップやドロップは見送られる
だったら...








御幸「...!!!」


A「!!!!!!!」





冷静を装ってるけど、内心驚いてるな
怖いよな
でも、俺は甘えさせない




もう一度マウンド(そこ)に立ちたいんだろ?
だったら越えてこい
過去の自分から



見たら分かる、このキャプテン全国屈指の強打者
全国で勝負するならこの勝負から逃げるな
お前はプレーで答えるしかないんだぞ!









もう過去を見るな " 未來(今) "を見ろ!!!




その思いもボールも全部...俺が受け止めてやる!





きっと相手の頭にない
お前がもう一度マウンドで輝ける最高のボールをミット(ここ)に投げてこい!!!








A「ヨイッショッッッーーー!!!!!」








市川「!!!」









「...ス、ストラーイク!バッターアウト!!!」





3ボール2ストライク、フルカウントで相手が仕掛けたのはエンドラン
チーム主砲、一発でれば逆転のピンチ






御幸「ナイスボール」









A「ッしゃ!」

静かにガッツポーズした








乗り越えられたな
もう大丈夫だ
今までで1番の最高のボールだったぜ






市川「やられた...笑」

キャプテンは天を仰ぎ、思わず笑ていた









気持ち入った相手を逆撫でて三振取ったのは
A本来の持ち玉
インコースのライズボール

大きな存在 ーソフト部サイドー→←乗り越え時



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.1/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
49人がお気に入り
設定タグ:部活 , 恋愛 , 御幸一也
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しゅんしゅん | 作成日時:2020年6月28日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。