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戦う姿勢 ー御幸サイドー ページ38

2回裏、Aは6.7.8番を三者凡退で抑えた
気になるのは...


御幸「いいボールだったぜ。次、お前からだな。バットこれだよな?」

A「うん、ありがと」
納得できていない表情していた




御幸「どした?」


A「...倉持、あんたやっぱり狙われてるわ」

倉持「は?」


三者三振で抑えたものの、カットされたファールボーはサード方向だった
左打者が多く、アウトコース中心のリードだからサード方向に流されて仕方のないことだけど




A「内野安打引きずってるショート、動きのかたさが残っていて後ろよりで守るサード。私なら三遊間かセフティー仕掛けて内野安打をうかな」

倉持「あ!テメー初回の守備を根にもってやがるな( `□´)」

増子「ウガ...=(;゚;Д;゚;;)⇒グサッ!!」

亮介「へーいい性格してるじゃん」



A「真っ向勝負でもいいけど、向こうだって攻めいる隙はありますよ。その事をこの打席で証明して見せますよ」

また、その顔するのかよ
どこか不気味で自信に満ち溢た表情





カキーン!


ファールで粘った後のインコースのチェンジアップ
それを待ってたかのように引き付けて打ってた打球はセカンドを抜き、センターへ運んだ



倉持「クソ...」
倉持が送りバントを決めてランナー2塁に


片岡「どんな状況でも塁に出る。それがトップバッターの1番の仕事。力任せや走力だけじゃない。一球一球、守備の動きをみていたからこそ、生まれたヒッティング。よく見ておけ。」

倉持「ッ...」

あいつの存在、試合での佇まい
あいつから教えられることは多い
実際にみんなの刺激にもなった



その後、2番が右方向に流した打球はセカンドに
姿勢を崩しながらもファーストへさばいた間にAは3塁に進んだ





伊佐敷「ヨッシャ!来いや!オラー(*`Д´)ノ!!!」

2アウトランナー3塁




「いけー!純!」








先輩たちの言い争いがきっかけで始まった試合
お互いの監督の思惑はある
試合は始まったばかり

だけどそんなことより







A「相手が誰であろうと死んでも負けたくない」

ソフトボールは素人同然で厳しい状況に置かれても
言葉でもプレーでも戦う姿勢を見せ続けてくれたあいつを









伊佐敷「絶対に...」







(( 野球部:絶対に松瀬(あいつ)をホームに返す...!!!!!! ))

乗り越え時 ー市川サイドー→←力試しー市川サイドー



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作者名:しゅんしゅん | 作成日時:2020年6月28日 10時

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