スカウト ページ10
「おーい！A！こっち！」
「お前、〇〇中学のやつと喧嘩したんやって？笑」
「またかよ！俺らも呼べよー！」
また悪友とつるむようになり
喧嘩して
夜遊びしていて補導されたり
顧問「お前の人生やぞ！どうするねん！そろそろ進路決めんと！ソフトボールはまたできるんやぞ！」
顧問に担任に親にも怒られても
正直どうでもよかった
またソフトボールができる…
その言葉が当時の私には一番腹が立った
自暴自棄になり何もかもが絶望の世界に見えていた
そんな時…
ーーーーーーーーー
「私、青道高校野球副部長の高島礼です。
単刀直入に言うと、あなたをぜひうちの高校にと、スカウトに来ました」
A「…は？」
顧問から呼び出されて
逃げようとしたら首根っこ掴まれて連れて行かれたのは、いつもの説教部屋とは違う部屋
そこには両親がいて
そして、訳のわからないこと言われて
A「私はもう野球なんてしいひんで」
顧問「おい、待て…！」
帰ろうとしたら
高島「で、いつ練習に来てくれるのかしら？
こっちも何かと忙しいので、早く返事もらえるとありがたいんだけど」
A「は？だからわたし…「怪我したことは知ってるわ。私もあの試合見てたの。あなた、本当はもうソフトボールできるでしょ？それとも…
ソフトボールするのが怖いのかしら？
不適でどこか自信に満ちあふれた笑み
A「…！？！？」
図星だった
本当は怪我はもう治っていた
だけど、推薦を断られ、めちゃくちゃにされた、ちっぽけなプライドが邪魔をして、もう一度ソフトボールをする勇気を持たなかった
高島「うちの高校のソフトボールも全国制覇を狙って練習に励んでいるわ。選手のレベルも意識も高い。
私はあなたの才能に多くの可能性を感じたの。
” 野手として、そして投手としても "
A「ーーーッッッ！？」
高島「フッ…。一度練習見に来るといいわ」
ーーーーーーーーーーーー
次は東京、東京です…
高みの見物の気分で見に行った
だけど、この時点でわたしの人生を大きく変えてたのかも知れない
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名：しゅんしゅん | 作成日時：2020年6月18日 19時
