唯一無二の ページ6
カーン…！
タタタタタタタ…
審判「セーフ！！！」
チーム「おぉぉ！！！」
「なんだよ、あの足！凡打と思ったらセーフかよ」
相手チームを驚かせることができた
「しかも、あいつ走りながら打ってぜ！？」
「なんだよ、そんなことでんきのかよ」
「しかも、あいつが塁にでるとややこしい」
「でも、ヒットは打てないんじゃね？？笑」
自分のチーム、相手チームからもそんな声が聞こえていた
見とけよ…
カーーーンッ
タタタタタ…
「おいおい、あのあたりで二塁打かよ」
「なんだよ！ほんとに！！しかも、今の打球、
あそこに狙って打ってたよな！」
「すげー！イチローみたい！」
御幸「やるじゃん！この打法Aにピッタリだったね！」
俺にはできねぇや
相手チームを驚かすこともいいけど
何よりも彼を驚かせることがとても嬉しかった
わたしが身に付けたのはスラップ打法
走りながら打つ打法
きっかけは…
いつものようにプロ野球を見ていた
そこには大好きなイチロー
豪快にホームランも打つけど
わたしが興味を持ったのは、巧みなバットコントロールで守備の間に打ち、ヒットを狙う
そんな彼の打法に釘付けだった
それから日本のプロ野球戦で、ある打席で走りながら打った選手がいた
その試合で走りながら打ったのは、その1打席だけだったけど、私はあの衝撃を今でも忘れない
大きな一発を打つ力はない
だけど、バットにボールを当てること、選球眼、
走力…誰にも負ける気はしなかった
この打法から私にでもできるかも知れない
スラップ打法はソフトボールでよく見られる打法らしいけど…
御幸「お前、足速いし、この打ち方できるんじゃない？」
彼も同じことを思っていたようで
スラップ打法にしてから、自信のある選球眼、走力だけでなく、
守備の間を狙うようになったことで、バットコントロールも身につけることができた
唯一無二の技を手に入れた
下位打線から一気に1番バッターへ
そして、レギュラーの座を確実なものにした
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名：しゅんしゅん | 作成日時：2020年6月18日 19時
