勝負には ー御幸サイドー ページ33
片岡「ソフト部が全国を逃した」
あのチームなら全国に行ける
誰もがそう思っていた
片岡「勝負には絶対などない。お前達もよく覚えとけ…！」
ーーーーーーー
東「俺は見ない。気分悪くなるだけやからな」
結城「俺は見ても悪くないとは思う
ーーーーー
ﾊﾞｺｰｰｰｰｯﾝ！！！
解説「入ったぁぁあ！！！」
希望者だけでソフト部の試合を見せてもらった
監督がそう言うのは何か意図がある
丹羽「…嘘だろ…」
4回の表、４番に打たれたツーラン
悪い球じゃない…むしろ最高の決め球だった
この一本でAピッチングが一気に崩れた
その後…
サードのイレギュラー
その打球はカバーに入ろうとしたAの動きと反対方向に
2塁ランナーは一気にホームへ
結城「エンドランか…」
審判「セーフ！！！」
ホームに送球は間に合わず…逆転
「松瀬が意地のスクイズ！青道が1点追加！！」
この裏の攻撃
絶対にスクイズがある
その場面で…
大きく外されたボールに飛びつき、喰らい付いて
倒れながらスクイズを決めた
伊佐敷「たくっ…あのボールを決めんのかよ…」
その後危ない回を凌ぎながらも、ピンチを乗り切って迎えた最終回…
解説「ここで松瀬のツーベース！青道ここで得点のチャンス！まだ試合はわかりません！！！」
Aの意地
解説「試合終了ーーー！！！」
その後打撃繋がらず、ソフト部は負けた
打席で泣き崩れる3年生…
御幸 結城「…？」
A「…」
セカンドベースで立ちすくむA
ーーーーー
伊佐敷「あんな強くても負けるのかよ…ｸｿｯ…」
倉持「御幸どー思う？」
御幸「相手が一枚上手だった。率直にそう思う。」
伊佐敷「お前的チームを褒めてんどうすんだ…「御幸の言う通り。ひとつの綻びを逃さず、取りに行った勝利。たとえ小さな綻びでも、そこを突かれると、どんないい選手でも一気に崩される。
だけど…ソフト部だは最後の最後まで諦めていなかった…あの1年も。大事なのは気持ち」
哲さんの言う通り
誰も最後まで諦めていなかった
そして、Aが見せた闘志…執念……
全力で戦った結果、誰も責めることはできない
倉持「俺…初めて試合が怖えーと思った。あのエンドランの場面、一瞬の判断で試合がひっくり返る…」
勝負に絶対などない
監督の言う通りだ…
そして、大事なのは気持ち…
分かっていたはずのことを
この試合で思い知らされた…
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名：しゅんしゅん | 作成日時：2020年6月18日 19時
