準決勝�ぁ叱羚�サイドー ページ26
「日出高校この回でチャンスを作ります」
1アウト満塁
この試合最大のピンチ
エースが相手打線に捕まり交代
投げるのは…
丹羽「ここで1年を使うのか…」
マウンドに立つのはA
伊佐敷「おいおい…大丈夫なのかよ？こんなところで経験少ない1年に投げさせてよぉ」
結城「この場面に必要なのは、技術、経験ではなく、気持ち。勢いのある相手を返り討ちにさせる強い心」
さすが哲さん。勝負を分かってる…
ここぞの場面でAが任されるのもわかるわ
伊佐敷「けどよぉ…「あいつはそんなやわじゃないっすよ。周囲の期待、先輩達の思い…すべてのプレッシャーを背負って、あそこに立ってますから」
亮介「さすが。彼女のことは何でも分かってるんだね ﾆﾔ」
御幸「…///…照」
東「ゴチャゴチャ言わんと、黙って見とけ。これが全国をかけた戦いや」
東さんでさえ黙りこむ緊迫感…
俺なら何の球投げさす…？
初球…大事だぞ！
ーーーーー
審判「ストラーイク！」
外いっぱい低めのストレート
御幸「ｯーーーー！！！」
伊佐敷「うわ、スクイズ怖くねーのかよ…」
守りはなく、攻めのリード
そして、その的に一寸の狂いもなく投げ込むA
この一球で分かったわ
こいつは絶対大丈夫だって
審判「スイング！バッターアウト！」
スイングでとられ、三振
2アウト満塁 バッター4番
アウトコースはファールに
バッターも粘るが…
ｽﾞﾊﾞｯーーーー！
御幸「ｯーーーー！！！」
審判「ストラーーーイク！！！！」
バッターの膝元を突き刺すボール
見逃したんじゃない
クリス「手が出なかったな」
「よっしゃぁぁあ！！！」
周りの部員の歓喜なんて入らなかった
そんなことよりも…
倉持「今のボール…なんだよ…」
3番、4番をねじ伏せた決め球
テレビからでも分かるボールのキレ
だけど、ストレートではない
ボールと思わせる高さから、手元でバッターの膝元へ浮き上がるボール
御幸「ﾌ…ローライズか」
周りの期待と予想を超える
だからお前はそこに立ってるんだな…！
この回を機にソフト部は流れを掴み勝利を得た
「あいつら全国行けんじゃね！？」
いや、あのチームは全国を取る！！！
そう確信した
ーーー
「青道に決まりましたね」
「準決勝までエース温存…どうする？」
？「この試合で分かった。青道の危機…そして弱点
この勝負もらった
“ 明日はうちが勝つ "
大きな影を落とす存在を知らずに…
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名：しゅんしゅん | 作成日時：2020年6月18日 19時
